立花宗茂 戦国「最強」の武将
【書 名】立花宗茂 戦国「最強」の武将
【著 者】加来 耕三
【発行所】中公新書クラレ
【発行日】2021/01/10
【ISBN 】978-4-12-150712-9
【価 格】880円
戦国時代、無敗の戦国武将だったのが立花宗茂。戦場でもしっかり情報収集する仕組みを構築して、的確に判断していたのと日ごろの教育の賜物だったようです。
■応仁の乱
出自や分限で決まっていた社会が自分の実力次第で運命が変えられると意識変革が生まれます。これが下剋上となっていきます。天災、人災で生き残るために、それまでの慣習や慣例などにかまっていられなくなったことがあります。その一つの要因が応仁の乱。
■タイ捨流
立花宗茂は丸目蔵人佐長恵からタイ捨流の免許を授与されています。開祖が丸目蔵人佐です。
新陰流・上泉伊勢守信綱の弟子だったのが柳生石舟斎宗巌(新陰流を引き継ぐ)、丸目蔵人佐(タイ捨流)、疋田豊五郎(疋田影流:槍)、神後伊豆守(神後流)などなど。新しい流派は生まれていきます。タイ捨流は九州で広まり、これが示現流にもなっていきます。
■島津征伐
秀吉による島津征伐ですが、島津は秀吉を成り上がりと馬鹿にしていたわけではなく、京都の情勢判断から家康と秀吉の和解は数年先になると予想して動いていました。全九州を制圧して次に備える作戦でしたが、大伴宗麟は宣教師を使ったり、いろいろと世論工作をし秀吉の軍事介入へと結び付けていきます。
■博多復興-たびつぐ戦乱で荒廃した博多の復活
復興奉行ー石田三成
世話役ー黒田官兵衛
町割奉行ー滝川三郎兵衛(勝利)、長束正家、小西行長
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