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2021/01/23

歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A

 【書 名】歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A
 【著 者】出口治明
 【発行所】文春新書
 【発行日】2020/12/20
 【ISBN 】978-4-16-661291-8
 【価 格】860円

■平清盛
宋銭を輸入し貨幣経済がはじまります。宋で作られた銭の1割ほどが日本に入ってきたようです。江戸時代に慶長通宝や寛永通宝が国内でできるまでの400年間は宋銭のような渡来銭でキャッシュフローが回ります。

■2012年3党合意
政権をとった民主党、野党の自民党、公明党が「増税を掲げては選挙で勝てないが、負担と給付のアンバランスをなんとかしないといけない。増税の話で政争するのはやめだ」と社会保障と税の一体改革に合意しました。あの合意はどこへいったんですかねえ。

■持統天皇
別名が「高天原廣野姫天皇」で、祖母(アマテラス:持統天皇)が孫(ニニギノミコト:文武天皇)に位を譲る天孫降臨のモデルとなりました。万世一系を象徴する言葉に「継体持統」があり、体制を継ぎ、血統を維持する意味があります。漢風のおくり名を考えた淡海三船は、継体天皇と日本を形作った持統天皇についてよく理解していたようです。

■ネーションステート(国民国家)
明治維新でいえば藩ではなく一つの日本という考え方。フランスで打ち立てたのがナポレオンで、ジャンヌダルクは田舎から出てきてフランス軍を一つにまとめて勝てたと宣伝し、ナポレオンもコルシカ島の田舎から出てきた救世主だという意識を植え付けました。これが”想像の共同体”になっていきます。

■キリスト教
イエスの布教-リンガ・フランカというシリアやペルシャで使われていた言葉
パウロがイエスの弟を中心とした勢力にエルサレムを追われたのでトルコやギリシャなどでコイネー(ギリシャ語)で布教活動を開始。これがユダヤ人の宗教から全人類のための宗教へと変貌します。ローマ帝国で流行っていたミトラス教(太陽神ミトラス)からミトラスの誕生日(冬至に生まれ変わる)をクリスマス(イエスの誕生日)にします。ミトラス神の誕生日にはパンとワインで祝っていましたので、これも導入します。

ローマ帝国ではイシス教も流行っていて、幼いホルス神を抱くイシスの像があり、皆、拝んでいました。これも取り入れて聖母マリアの母子像になります。

これは仏教も同じで、お経の勉強や修行が基本必要です。シヴァ神を拝むだけでよいヒンドゥー教などにどんどん信者を奪われていきます。そこで南無阿弥陀仏と唱えればよいといった浄土教などが生まれていきます。

■ユースバルジ
十字軍-気候の温暖化で自前の領土がもてない次男坊、三男坊があふれており、人工ピラミッドの若年層がふくらむユーズバルジが起きていました。十字軍には宗教的側面と出稼ぎ的な側面がありました。

■ドッガーバンク事件
バルチック艦隊が北海のドッガーバンクでイギリスの漁船を日本の水雷艇と誤って撃沈し死者まで出てしまいました。これにイギリスが大激怒、ロシアは謝りましたが日本もすぐに弔電をうち、事件に関わっていないことをいち早く表明したことで親日感情が高まります。

これでバルチック艦隊はイギリスの植民地の港に立ち寄れなくなりフランスの植民地ぐらいしか利用できませんでした。対馬沖にあらわれた時はヘロヘロの状態だったようです。

■シルクロード
NHKの番組もあり砂漠を通って交易したイメージがありますが、食料以外の荷物を持って行きかうだけでも大変で、実際は海の道を使って絹などが交易されていました。

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