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2020/12/04

IT全史

 【書 名】IT全史
 【著 者】中野明
 【発行所】祥伝社黄金文庫
 【発行日】2020/11/20
 【ISBN 】978-4-396-31795-9
 【価 格】1000円

最初に出てくるのが梅棹忠夫先生の情報論。また副題が「情報技術の250年を読む」となっているように腕木通信から現在までの情報技術について語られています。

■テレグラフの語源
クロード・シャップが腕木通信を開発した時に考えた名前が「タシグラフ(速く書くこと)」。政府の要人がタシよりもテレ(遠く)の方がよいのではという意見から「テレグラフ」となりました。このテレグラフが一般名詞化していきます。

■おしゃべり
電話で想定していたのはビジネス上の要件でしたが、キラーコンテンツは「おしゃべり(無駄話)」でした。これが収益となりますが当初はこの理屈が理解できなかったようです。電話はビジネス用途に使うべきだという固定観念を捨てて、予期せぬ成功である「おしゃべりによる収入増」を受け入れることで大きく伸びることになる。

■無線通信
開発したのがマルコーニ。1937年に63歳で亡くなりましたが。亡くなった翌日に世界中の無線電信機は2分間運用を止めて喪に服したそうです。無線通信の欠点は通信の秘密が守れないことでしたが、反対に広範囲にメッセージを伝えることができ最大の欠点が最大の利点となりラジオ放送が生まれます。ラジオ放送が盛んになると放送のプログラムにあわせて自分のスケジュールを調整する行動様式の変容につながっていきます。

■インターネット
電信の世界に戻るアイデアです。網の目にように張り巡らされた電信局で、途中の線が切れたり電信局がなくなっても迂回して電報が届く仕組みで、これが経路制御(ルーティング)になります。インターネットはARPAネットから発展していきますがロバート・ティラーが上司のチャールズ・ハーッフェルドにアイデアを説明したところ20分で100万ドルの予算を獲得し、ここからプロジェクトがスタートします。

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