でたらめの科学 サイコロから量子コンピュータまで
【書 名】でたらめの科学 サイコロから量子コンピュータまで
【著 者】勝田敏彦
【発行所】朝日新書
【発行日】2020/12/30
【ISBN 】978-4-02-295104-5
【価 格】790円
コンピュータなどで乱数をよく使いますが、きっちりした乱数を作るのは至難の業ということがよく分かる一冊です。
■メルセンヌ・ツイスター(MT)
誰でも使えるようにダウンロードできるようになっており、責任も取らない代わりに何に使っても何も書かなくてもよいというライセンスになっています。作ったのは広島大学の松本さんと大学院生だった西村さん。MTはC言語の標準乱数になっていてJISやISOにもなっています。
■サンプリング調査
なるべく多くの人から調査していましたがGHQに民間情報教育局(CIE)があり、ハーバート・バッシン氏が世論調査のやり方を指導しました。無作為抽出法(ランダム・ダンプリング)で3000ほどのサンプルで朝日新聞などは世論調査などを続けています。
■乱数を売る会社 ゑびす堂
印刷会社でしたがプレゼントの応募コード(乱数で重複はダメ 0000001や000002のように類推できるのもダメ)を印刷してほしいという依頼から乱数に対応できる印刷(1つ1つが違う)、今や乱数まで売る会社になっています。
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