戦国の忍び
【書 名】戦国の忍び
【著 者】平山優
【発行所】角川新書
【発行日】2020/09/10
【ISBN 】978-4-04-082359-1
【価 格】900円
■三浦の乱
1510年、朝鮮の三浦で、日本人居留民と支援した対馬宗氏が朝鮮側と軍事衝突した事件。博多の忍びを宗氏が雇って巨済島を攻撃しようという計画があると朝鮮側の記録に残っています。傭兵のようです。
■伊賀忍者
1541年、畠山家臣である木沢長政方の7,80人が笠置山に籠城していたところ伊賀衆が潜入し3つの郭のうちの2つが奪われたようです。落城寸前でしたが筒井順昭が後詰に出て伊賀衆を追い落としました。
1560年、十市城を箸尾ソウ次郎という人物が伊賀衆を雇って襲撃。不意打ちだったので十市豊勝は豊田城へ逃れます。
■甲賀忍者
織田信長が足利義昭を奉じて上洛する時に摂津の三好三人衆に甲賀衆300人ほどが討ち取られたと多聞院日記に出てきます。甲賀出身の和田惟政の関係からこの時、甲賀衆は織田信長方に味方したようです。
■一揆を催す
村々に住む15~60歳までを戦場に動員することをいいます。緊急事態に最前線ではなく後方支援のためだったようです。
■忍びへの警戒
夜に忍び込むことが多いため空堀に定期的に松明を投げ込んでいました。発掘で空堀の底から炭化物が見つかることがよくあります。大坂の陣では堀に備えられた柵に提灯を揃えて夜間の侵入を防いでいました。
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