信長と家臣団の城
【書 名】信長と家臣団の城
【著 者】中井均
【発行所】角川選書
【発行日】2020/03/27
【ISBN 】978-4-04-703687-1
【価 格】1,700円
■岐阜城 金華山中腹
金華山山頂から北西に派生する尾根のピークにある赤川洞と呼ばれる意向で、もともとは織田信忠の屋敷があったようで、その後は秀信の居館になったようです。
■安土城 大手道
摠見寺からの道が大手道で、現在のまっすぐ伸びる石段道は信長や来場者など特別な客用だったようで、石段道のすぐ近くにある伝秀吉邸は信長の居館だったようです。安土城の天主には「ぼんさん(盆山)」を飾っていたようです。小牧山城には間々観音出現の地が岩盤上にあり、岐阜城には伊奈波神社の旧地とする烏帽子岩がありました。信長は磐座を意識していたようです。金箔瓦が有名ですが青く見える瓦も印象的だったようです。
■勝竜寺城
勝竜寺城城には天主があったそうです。しかも安土城に天主が作られる前で、織田信長は坂本城(明智光秀)と勝竜寺城(細川藤孝)に試作的に天主を作らせたようです。明智光秀、細川藤孝とも織田家の歴代家臣ではなく室町幕府家臣からの転身組でした。
■原田城
荒木村重の有岡城を包囲するために城跡を活用して陣城を築いています。池田城では主郭を分断する堀切がみつかり郭を増やしたようです。原田城には中川清秀と古田織部が入りましたが幅18m、深さ5~6mの空堀が新たに掘られました。
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