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2020/03/14

英国人記者が見抜いた戦後史の招待

 【書 名】英国人記者が見抜いた戦後史の招待
 【著 者】ヘンリー・S・ストークス
 【発行所】SB新書
 【発行日】2020/01/15
 【ISBN 】978-4-8156-0515-5
 【価 格】830円


歴史は勝者が作るというのは自明の理ですが、アメリカの占領政策などで戦後史でもいろいろなバイアスがかかるようになります。ほとんど日本人で知られていない話が登場します。


■ダグラス・マッカーサー
1945年降伏文章調印が行われましたが、マッカーサーはペリーが浦賀来航時に掲げた星条旗の現物を海軍兵学校から取り寄せて掲げました。ペリーを非常に意識していたようで調印が行われた戦艦ミズーリ号は黒船サスケハナが投錨した位置に錨を下ろしました。


フィリピンがスペインからの独立運動をした時に助けたのがアメリカ軍です。ところがスペインが撤退すると後釜に座ろうとしたのがアメリカ軍。8万もの陸軍部隊を送りますが指揮したのがアーサー・マッカーサーで副官が息子のダグラス・マッカーサーです、


■A級戦犯
A級というのはなく、もともとはa、b、cの単なるカテゴリーでした。aは平和に対する罪、bは通常の戦争犯罪、cは人道に対する罪でaの平和に対する罪は事後法になるので、積みは問えません。東条英機などが東京裁判で死刑となりましたが、これはb級で裁かれました。A級戦犯というのは、そもそもなかったんですね。


■ユダヤ人を助けた東条英機
杉原千畝が有名ですが他にもたくさんの日本人が関与していました。1930年代、2万人ものユダヤ人がシベリア鉄道で満州国境に押し寄せます。関東軍ハルビン特務機関長だったのが樋口季一朗中将で、この時の関東軍参謀長が東条英機でした。難民を入国拒否すればソ連によってドイツへ送り返されてしまいます。そこで東条英機の判断の元、ユダヤ人の入国を許可し保護します。ドイツ外務省からの抗議もはねつけました。

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