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2019/05/23

三度目の日本

 【書 名】三度目の日本
 【著 者】堺屋太一
 【発行所】祥伝社新書
 【発行日】2019/5/10
 【ISBN 】978-4-396-11571-5
 【価 格】800円


2019年2月に亡くなった堺屋太一氏の遺作です。


■東京一極集中
首都圏の地震や富士山噴火で大きな影響を受ける東京で、一極集中は危ないと言われていますが、もともと官僚が仕向けた背景があります。まずやったのが業界団体の東京移転。しかも千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、品川区、江東区の7区でないとダメとします。繊維の街だった大阪には紡績協会やアパレル協会などがありましたが、当時、起きていた日米繊維交渉を人質に東京へ団体を移さなければ交渉しないとやって集めます。他にも出版社なども東京へ集めます。


■部品組立方式
考えたのがサミュエル・コルト。拳銃を設計し労働者に部品別に作らせて集め組み立てました。同じ品質の拳銃がたくさん出来上がります。日本には名刀がありますが、名拳銃というものはありません。


■日米開戦
開戦前に陸軍、海軍、大蔵省のメンバーが集まって作っていたのが日米諒解案。アメリカとも話をして近衛首相とルーズベルト大統領が会談し、この日米諒解案をもとに対立案件を解決しようとしていました。これをひっくら返したのが外務大臣の松岡洋右。ヨーロッパから松岡洋右が戻った時に外部官僚の誰かが外務省が入っていないと言ったようで、外務省が入らず、陸軍、海軍、大蔵省だけで決めるのは何事かで日米諒解案をつぶしてしまったそうです。


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