宇喜多秀家と豊臣政権
【書 名】宇喜多秀家と豊臣政権
【著 者】渡邊大門
【発行所】洋泉社
【発行日】2018/10/19
【ISBN 】978-4-8003-1580-9
【価 格】980円
毛利氏から離反し織田方について宇喜多直家が病死した時、宇喜多秀家はわずか8歳でした。やがて天下をとった秀吉は秀家を豊臣家大名にしようと養女の豪姫(前田利家の娘)と結婚させ、順調に成長していきます。
ところが秀吉が死去すると事情が激変。宇喜多秀家の領地は備前・美作ですが、昔からの国衆である有力な家臣が多く、なかなか一枚岩になりません。浮田姓を与えて疑似的な一族としたり、豪姫の婚礼と共に前田家から宇喜多家に入った中村次郎兵衛を登用して改革しようとしましたが旧臣とぶつかり、宇喜多騒動が起きます。ここに介入したのが家康で、宇喜多秀家を離れた家臣は家康につき関ケ原の合戦でも東軍方につきます。
宇喜多秀家は関ケ原の合戦で敗れ薩摩に逃れます。薩摩の嘆願によって助命され八丈島に流されることになります。
■校正ミス p211 分部光嘉の上野城(三重県伊賀市)ではなく(三重県津市)です。伊勢上野城と伊賀上野城を間違えたのでしょう。
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