帳簿の世界史
【書 名】帳簿の世界史
【著 者】ジェイコブ・ソール
【発行所】文書文庫
【発行日】2018/04/10
【ISBN 】978-4-16-791060-0
【価 格】880円
帳簿の世界から見た世界史になっています。ルイ14世は複式簿記を理解しており、常に帳簿を持ち歩いていました。整えたのはコルベールという人物。王位継承者たちにも国家財政のてほどきをしました。ルイ14世は太陽王となっていきますが、コルベールの死後、この会計の伝統も崩壊してしまうことになります。
ルイ16世の時代、スイスの銀行王だったネッケルが請われてフランスの財務長官となります。ネッケルはそれまでベールに包まれていた会計報告を公開しますが軍事費を簿外で処理していて黒字を装っていました。それ以上に国民が驚いたのがダイヤの首飾りに30億円が使われているなどの実態です。やがてネッケルは罷免されますが、これが火に油を注ぐことになりフランス革命へと突き進んでいきます。
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