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2018/04/26

無限の本

 【書 名】無限の本
 【著 者】とみさわ昭仁
 【発行所】ちくま文庫
 【発行日】2018/03/10
 【ISBN 】978-4-480-43505-7
 【価 格】860円

パラパラとページをめくると古書店という言葉が目に入り、古書店に関する本だと思って買ってきましたが古書店の話は全体の1/3ほどで残りは蒐集の本。著者は神保町で特殊古書店「マニタ書房」を営む店主です。エレベータのない4階にあり、店主の好みでブックオフからセドリをした本が並ぶという個性的なお店。特殊古書店という言葉にあらぬ想像をして来店する客も多いそうです。ただし店主はフリーのライターで店を仕事場にし、取材時などは休みになる、ゆるい古書店です。全巻揃いでなくても本を見つけるたびに店に出しておき、揃ったらセットにして高い値段をつけようと考えていたら客がそのなかから一冊抜いていくこともよくあるそうです。

著者は蒐集という文字には鬼が隠れていると書かれている通り、次から次へいろいろなものをコレクションしています。ただしいろいろな理由で手放すことになり、始めたのがエアーコレクション。これは見つけたらチェックするだけなので、モノは増えません。早川ミステリーのポケミス全冊を見つける「ポケミス、ゲットだぜ!」という企画がどっかの本にありましたが、あれもエアーコレクションの一種です。著者によると古書店を始めた理由は、店に本を並べて貯めこまなければ永遠に本を買い続けられる永久機関になることでした。なるほど、それで表題が「無限の本」なんですね。

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