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2018/04/26

戦国武将の精神分析

 【書 名】戦国武将の精神分析
 【著 者】本郷和人、中野信子
 【発行所】宝島社新書
 【発行日】2018/04/23
 【ISBN 】978-4-8002-7817-3
 【価 格】800円

戦国武将を脳科学の分野から考える面白い一冊です。織田信長といえば典型的なサイコパス(反社会性パーソナリティ障害)のようで、特徴は外見が魅力的で、ナルシステッィックであう、恐怖や不安を感じにくい、他人に対して共感性が低い、人がためらうことを平然と行うがあります。

信長は比叡山の焼き討ちを行いましたが、この時に殺されたのが4000人で大体、東大の教員数と同じだそうです。現代に置き換えると東大に火をつけて教員を皆殺しにすることになり、本郷先生が講演で話をすると意外にうけるそうです。これはシャーデンフロイデで自分よりいい目を見ている誰かが痛い目にあうことで味わえる快感だそうです。松永久秀もサイコパスだったようで信長は意外に親近感をいだいていたようです。

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