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2018/04/26

素顔の西郷隆盛

 【書 名】素顔の西郷隆盛
 【著 者】磯田 道史
 【発行所】新潮新書
 【発行日】2018/03/30
 【ISBN 】978-4-10-610760-3
 【価 格】820円

大河ドラマ「西郷どん」で描かれている西郷隆盛ですが、薩摩は戦国の気風を残している国でした。我慢しなさいと子どもを叱る時には「雪駄の革をかじれ」と言います。島津義弘が関ケ原での撤退戦で兵糧がつき、「腹が減ったら、履いている雪駄の革をかじれ」と言いあったことに由来しています。また子供が「寒い」と言うと、「朝鮮の陣では島津の武士が寒さに手がかじかんで刀が抜けず、不覚を取った」と叱られたそうです。

そんな戦国の気風が残っていたため、蛤御門の変で長州と幕府がにらみあっているだけで発砲しないなか、横からあらわれた薩摩はすぐに発砲します。薩摩だけは戦国フリーズドライで太平の世が終わった瞬間に戦国に戻りました。最終的にはこれが西南戦争につながってしまいます。

西郷隆盛といえば敬天愛人ですが、月照との心中で助かり、奄美大島に隠れた時に現地でヒザ(奴隷制度)などを知り改善運動をしています。月照は死に自分は生き残ったことから、ひたすら公のためにつくすことを考えたようです。また犬好きでよく飼い犬にウナギを食べさせていたようです。

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