壬申の乱と関ケ原の戦い
【書 名】壬申の乱と関ケ原の戦い
【著 者】本郷和人
【発行所】祥伝社新書
【発行日】2018/02/10
【ISBN 】978-4-396-11527-2
【価 格】800円
不破関、南宮山、松尾山に囲まれた関ケ原。関ケ原の戦いで有名ですが他にも青野ヶ原の戦い、壬申の乱の舞台ともなりました。不破関の東側が関東で、都では西側に関を設けず、東側にだけ設置しました。西から東への逃亡を防ぐとの、東からの侵入を防ぐ狙いがあります。東と西がぶつかる場所でもあります。
伊勢国司の北畠の拠点は陸奥守だった東北にありました。九州から攻め上った足利尊氏に京都を奪われたため、後醍醐天皇の命で京都に攻め上ってきたのが北畠顕家。足利軍とぶつかったのが青野ヶ原(関ケ原)です。結局は突破できず奈良で高師直の軍勢に破れ、堺で討死します。北畠顕家の軍事行動を指揮していたのが結城宗弘でした。
東西がぶつかる関ケ原ですが、家康によって統一されると関ケ原の地政学的な位置が変わり、伊勢-彦根ラインで江戸を守る形へと変貌していきます。
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