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2018/01/18

聖徳太子の真相

 【書 名】聖徳太子の真相
 【著 者】小林惠子
 【発行所】祥伝社新書
 【発行日】2018/01/10
 【ISBN 】978-4-396-11525-8
 【価 格】800円

古代は想像以上に倭は朝鮮半島や中国本土と交流していたというのは面白い支店です。ただ騎馬民族の長だった達頭(タルドゥ)が明石に上陸し、これが最終的に聖徳太子となったという論は面白いのですが、これだけで独立した一冊なので、なぜそう言えるかという根拠を展開する章がまずはじめに欲しかったですね。

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2018/01/14

戦国の地政学

 【書 名】戦国の地政学
 【著 者】乃至政彦
 【発行所】じっぴコンパクト新書
 【発行日】2017/11/15
 【ISBN 】978-4-408-00906-3
 【価 格】850円

最新の研究をもとに戦国時代の戦いは実際はどうだったかを解説しています。

■第四次川中島の戦い
”鞭声粛々夜河を渡る”で有名な謙信と信玄の戦い。信玄が陣を構えたのは妻女山ではなく、その東にある西条山(にしじょうやま:現在の象山)。妻女山から海津城は見えませんが西条山からは見ることができますので炊飯の煙も見えます。誰かが”にしじょうやま”を”さいじょやま”と読み間違え妻女山となったようです。

海津城を囲む形で謙信は包囲網を築いていました。国境の城である海津城を見捨てるわけにはいかず信玄は海津城へ入ります。そして海津城から見えるように別動隊を動かします。信玄の意図は西条山を降りなければ謙信の越後への退路を断つということで、狙い通りに謙信は山を降りました。そのまま越後へ戻るのが定石でしたが、武田の別動隊に挟撃される危険を顧みず、武田本体への攻撃をはじめます。これが車懸りで謙信の各部隊が武田の部隊をとめている間に親衛隊が本陣に切り込んで信玄の首をとる作戦でした。こうなると謙信と信玄の一騎打ちにちかい状態が確かにあったようです。

■姉川の戦い
信長、家康連合軍VS浅井、朝倉連合軍の戦いで13段に構えた信長の軍が11段まで破られたという話が伝わっていますが、現地には13段も配置できるほど広い場所はなく、浅井軍と信長の馬廻り衆が激突する状況で横山城を監視していた西美濃衆が救援に駆け付けて押し返した模様です。

■唐沢山城の戦い
北条氏康が包囲する唐沢山城へ謙信がわずか14騎で敵中突破したと伝説が残っていますが、遠巻きに布陣している相手から視認されながら射程距離外を通ったというのが真相のようです。唐沢山城城主だった佐野昌綱は去就を決めかねておらず北条は包囲することで圧力をかけて味方にしようと考えていました。そこへ謙信が佐野昌綱が味方であることを疑わないような入城をしたことで、佐野昌綱は意気に感じ上杉謙信につくことになり、目的が達成できなかった北条は陣払いすることになります。

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2018/01/06

本屋がなくなったら困るじゃないか

 【書 名】本屋がなくなったら困るじゃないか
 【著 者】ブックオカ編
 【発行所】西日本新聞社
 【発行日】2016/07/31
 【ISBN 】978-4-8167-0922-7
 【価 格】1800円

副題が11時間ぐびぐび会議となっており福岡で2日間にわたって行われた「車座トーク 本と本屋の未来を語ろう」をまとめたものです。書店、出版社、取次のメンバーが集まり、同じ業界ながら、意外に知らないそれぞれの事情が出てきます。ドイツの書店は日本の書店の利益の4倍ありますが、そもそも本代が高い。文芸書が2千円、専門書で3千円~4千円です。北欧では本の定価は8千円ぐらい、一般の人はほとんど本を買わず、たくさんある図書館へ行くシステムになっています。アメリカはハードカバーがまず出て、高いので図書館や本好きが買いますが、その後に安いソフトカバーが出る形になっています。

2000年に21,495店あった書店の数は2015年に13,488店に減っています。年間500店が減り新規店が200ほどで、差し引き毎年300店がなくなっている計算となります。書籍の冊数のピークは1998年の9億4379万冊(金額は1996年の1兆931億円)で2015年は6億2633万冊(7419億円)。雑誌の冊数のピークは1995年の39億1060万冊(金額は1997年の1兆5644億円)で2015年は14億7812万冊(7801億円)。一番かかるコストは配送費で取次にとってはマイナスになることもあります。

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2018/01/05

売れないものを売る方法?そんなものがほんとうにあるなら教えてください!

 【書 名】売れないものを売る方法?そんなものがほんとうにあるなら教えてください!
 【著 者】川上 徹也
 【発行所】SB新書
 【発行日】2017/12/15
 【ISBN 】978-4-7973-9507-5
 【価 格】800円

モノを変えずに売るやり方を変えるマーケティングの本ですが平易な言葉で事例も多く書かれています。
・「ウリ」を変える
・「売る時間」を変える
・「売る場所」を変える
・「売る人」を変える
・「売る値段」を変える
・「売る方法」を変える
・「売る目的」を変える

例えばウリを変えるでは、トイレットペーパーの芯30本セットが取り上げられています。誰が買うかと言えば「お子さんの工作用」。工作の宿題用に親御さんが買うニーズがあります。

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