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2017/12/26

城の科学 個性豊かな天守の「超」技術

 【書 名】城の科学 個性豊かな天守の「超」技術
 【著 者】荻原さちこ
 【発行所】講談社ブルーバックス
 【発行日】2017/11/20
 【ISBN 】978-4-06-502038-8
 【価 格】1200円

ブルーバックスから城の本が出ています。近代城郭の天守などを中心に技術などを紹介しています。

多くの城では古材が転用されています。山の木には水分が多く乾燥が必要となります。あらかじめ切れ目を入れる「背割り」という技術があり、乾燥による変形、収縮に対応していますが、背割りの技術が生まれるのは江戸時代。技術がなかった戦国時代は古材の転用をしていました。例えば彦根城天守は大津城天守を転用しコンパクトにしたものです。平安遷都などが行われた時、前の都の古材を運んだのには乾燥の問題があったかもしれません。

松本城の印象的な黒色は漆の色ですが毎年、塗りなおす必要があります。昭和29年の解体修理を請け負った職人が儲けなしで取り組み、その後の10年間は自腹で漆を塗っていました。さすがに国が予算化して塗るようになりましたが、それまでは職人が守っていました。

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2017/12/24

織豊系陣城事典

 【書 名】織豊系陣城事典
 【著 者】高橋成計
 【発行所】戎光洋出版
 【発行日】2018/01/05
 【ISBN 】978-4-86403-270-4
 【価 格】2,600円

城を攻める時に臨時的に造るのが陣城、付城です。161の陣城が紹介されています。

【信長期】
元亀争乱、雑賀攻め、丹波国攻め、播磨国攻め、摂津三田城攻め、伊賀国攻め、因幡国攻め、美作国攻め、備中高松城

【秀吉期】
賤ヶ岳合戦、美作国北部の合戦、美作国岩屋城合戦、小牧長久手合戦、小田原合戦

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2017/12/22

新撰組顛末記

 【書 名】新撰組顛末記
 【著 者】永倉 新八
 【発行所】角川新書
 【発行日】2017/11/10
 【ISBN 】978-4-04-082185-6
 【価 格】800円

新人物往来社から出ていた新撰組顛末記に解説を加え、再編集した本です。新撰組二番隊隊長で明治にも生き残った永倉新八が最後に残した回想録です。小樽に住んでいた永倉新八に小樽新聞社の記者が取材し「永倉新八ー昔は近藤勇の友達 今や小樽に楽隠居」に連載となり、これをまとめた本になります。

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2017/12/15

「富士そば」はなぜアルバイトにボーナスを出すのか

 【書 名】「富士そば」はなぜアルバイトにボーナスを出すのか
 【著 者】丹道夫
 【発行所】集英社新書
 【発行日】2017/11/22
 【ISBN 】978-4-08-721008-8
 【価 格】740円

東京へ行くと駅前などでよく見るのが「富士そば」。立ち食いで手軽に食べられるのでよく利用しています。多店舗展開しているのに、細かなマニュアルはなく、新メニューは店長が考えて、とりあえず出してお客さんの反応を見ます。トルネードポテトそば、まるごとトマトそば、パキスタン風激辛カレーそば、揚げタコ焼きそばなど、トーストそばなど珍妙なものも生まれますが、やってみなければ分かりません。反応がよければ全国展開するものがあるなど、独特の経営方法について書かれた一冊です。

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2017/12/09

図解 近畿の城郭4

 【書 名】図解 近畿の城郭4
 【著 者】城郭談話会
 【発行所】戎光祥出版
 【発行日】2017/8/10
 【ISBN 】978-4-86403-256-8
 【価 格】6,500円+税

城郭談話会・創立30周年を記念して出した本。滋賀県、京都府、奈良県、大阪府、兵庫県、和歌山県の174の城郭が紹介されています。

【滋賀県】
壺笠山城、関津城、菖蒲嶽城、堂木山隘路の長城、玄蕃尾城、横山城、西岡城、大嶽、小浜城、和田城館群、隠岐城館群、佐治城、北内貴城、植城館群、貴生川遺跡、杣中城、上馬杉城館群、朝宮城、西山城、大溝城、木村氏館、三上館、九居瀬城、青山城、小倉城、和南城、京極氏館、八講師城、篭城山城、目加田城

【京都府】
一乗寺山城、外畑城、沓掛城、滝山城、高蓮寺城、笹尾向段城、釣鐘城、中村城、野田城・白ヶ城、北谷城、有岡若宮城、沼ヶ谷城、溝尻城と支城群、法貴山城—法貴山東城・法貴館、牛松山城、恵解山古墳、草路城、覚谷城、安城、赤坂城、内記城、黌野城、光明寺裏山城、延利城、入谷城、善王寺小谷城、今宮城、田原城、橋爪城、井尻城

【奈良県】
北村城、須川城、誓多林城・大平尾城、鉢伏城、椿尾下城、構城—付、構北城、吐山城、下垣内城、谷城、高束城、外鎌城、居伝城、北田原城、笠間城、上笠間城—付、ガイショウ寺城、西山殿垣内城、黒木北城、守道城、三宮寺城、毛原城、広瀬山城—付、城山城・ヒウラ砦、西宮城、保津環濠集落、掛城、菅野城、佐田城の口城、丹治城、山口城 、六田城、古城遺跡

【大阪府】
大坂城真田丸、我孫子環濠、大仙遺跡、日置荘遺跡、今西氏屋敷、木部砦、松永屋敷跡、枚方寺内、福井城、泉原城、富田林寺内、椋本土居、別所城、北岡遺跡、和気遺跡、吉村家住宅、若江城、半田城、池尻城、吉村城、山田城、田尻御所、野間中城、二上山城

【兵庫県】
生瀬城・寺山砦、中藤城、有子山城、鶴城—付、海老手城、志方城、神吉城、堀井城・小堀城、加里屋古城、尼子山城、吉田住吉山遺跡、屋口城、藍岡山城、風呂ヶ谷城、貴志城、板井城、西谷城、浅間城、尾崎天王山城、東中遺構、金山城、夜久野城、高生田城—付、和田城、生野平城、長谷山城、屋形構、稲荷山城、高巻城、苔縄城、白旗城、長谷高山城

【和歌山県】
秋月城、小峰寺、名古曽城館群・名倉城、松山城、鷹ノ巣城、本宮城、高地山城、龍口城、宮代城、中峰城—付、金毘羅山城・下崎城、横手山城、要害森山城、能城城、高田古城山城・経塚山城、殿和田森城、古和田城、猿岡山城、秋葉山城、襷城、志賀城、二川天城、阿尾城、高幡山城、安宅大野城、古武之森城、血深城、周参見中山城、市鹿野城、太地城、小匠城


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日本史の内幕

 【書 名】日本史の内幕
 【著 者】磯田 道史
 【発行所】中公新書
 【発行日】2017/10/25
 【ISBN 】978-4-12-102455-8
 【価 格】840円

副題が「戦国武将の素顔から幕末・近代の謎まで」になっていて、古文書という1次資料を使い日本史の知られていない話が記載されています。

■秀吉の九州征伐
島津攻めに協力していたのが本願寺で、教如が門徒が多かった九州に向かっています。協力によって天満での本願寺の維持が保たれました。

■浜松東照宮
引間城(浜松城の前身)の城主・飯尾豊前守の娘だったキサが80歳まで生き延びて、孫が太閤素性記という記録を残します。配下の松下が引間城に連れてきたのが猿のような人間で、これが後の秀吉でした。秀吉が猿の真似をして皮付き栗を食べたのが引間城の本丸。落城した引間城に新しく入ったのが徳川家康で、二人の天下人の人世の転機になったのが引間城、現在の浜松東照宮になります。

■三方ヶ原の戦い
武田軍2~3万に対し、家康軍8千、信長からの援軍3千と言われていますが、甲陽軍鑑には信長軍は9頭という記述があり、頭は軍団で約2千人。全部で1万8千の援軍がいたようです。岡崎城など各地に分散されていましたが浜松城の西側を守っています。信玄としては大敗して家康が逃げ込んだ浜松城を攻めても、後詰めの信長軍に襲われる恐れがあるので攻めるわけにいかなかったようです。

家康が浜松城に逃げ帰る時に左右のお供の刀に痰唾を吐き続け、後日、それを証拠に賞したそうで、自分の命が危ない状況でも、そんな気配りをしていました。

■真田信繁
真田信繁が討死し首実検をした時、井伊家の記録には床几をはずして、「そのほうほう、たびたび、お敵いたさるところ、不慮に、ご対面ならるるとの御意なり」と丁寧に語りかけたそうです。

■松下嘉兵衛
秀吉が最初に勤務したのが松下嘉兵衛。親戚が井伊家でした。浜松の頭陀寺という修験者の多い集落の豪族でした。柳生十兵衛の母は松下嘉兵衛の娘で井伊直虎も武田に井伊谷を奪われた時に松下家に身を寄せていた可能性があります。秀吉は松下から公をとって木下とした説もあります。秀吉は浜松で下積み生活えをしてたので、小牧長久手の合戦では、「茂るとも羽柴は松の木の下かな」という句が歌われていたようです。


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2017/12/04

How Google Works 私たちの働き方とマネジメント

 【書 名】How Google Works 私たちの働き方とマネジメント
 【著 者】エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2017/09/01
 【ISBN 】978-4-532-19834-3
 【価 格】900円

グーグル取締役会長のエリック・シュミットら3名が書いた本です。

■発祥の地
メロンパークにあったスーザン・ウォジスキの自宅ガレージで、のちにスーザンはグーグルの社員となり最終的に広告プロダクト、その後ユーチューブの責任者になりましたが、最初の肩書は大家でした。

■シリコンバレーの伝統
ビル・ヒューレット&デビッド・パッカードはサンタクルーズ山脈のふもとに数百エーカーの土地を買い、従業員や家族がキャンプやレクリエーションに利用できる保養施設「リトル・ベイスン」を作りました。生産ラインには、はんだごてが並んでいる上にドーナツやデニュッシュのトレイが置かれ、いくつもの変圧器を使ってホカホカの状態に温められていました。スナックの費用はすべて会社持ちで当時、工場内を見学に来た顧客は一様に驚いていました。アップルは金曜午後にいまは伝説となったビールパーティをはじめます。人付き合いが苦手なコンピュータオタクのためでした。

■採用が一番の仕事
ビジネスパーソンが磨くべきは面接のスキルで最も重要。人材が重要と言いながら獲得するのは面接でしかありません。面接する機会があれば会社の金でスキルを伸ばすチャンスになります。判断を間違ってもその人物が自分の上司になる可能性はまずなありませんので、とってもうまい話です。そして点数をつけますが採用するのは「この人物の採用を邪魔するやつがいたら、私が直接出かけて行ってデータをもとに議論する」という相手だけです。採用を厳選することで本当は採用すべきだったのに採用できなかったより、本当は採用すべきじゃなかったのに採用してしまったを無くすことができます。

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