信長研究の最前線2
【書 名】信長研究の最前線2
【著 者】日本史史料研究会
【発行所】洋泉社歴史新書
【発行日】2017/8/18
【ISBN 】978-4-8003-1306-5
【価 格】980円
副題が「まだまだ未解明な革新者の実像」。織田信長は中世的で保守的であったという実像が中心になりつつありますが、前作に続き信長の実像に迫っています。
・信長以前の織田氏とそのルーツは
・信長を生んだ、尾張国の地形・地理的環境とは
・信長の一代記「信長記」はいかなる書物か
・織田の顔・姿はどこまで本物に近いのか
・スムーズでなかった、信長の家督相続の現実
・信長と美濃斎藤氏との関係とは
・浅井長政は、なぜ信長を裏切る決断をしたのか
・室町幕府の幕府とは何か
・信長はなぜ蘭奢待を切り取ったのか
・信長の馬揃えは朝廷への軍事的圧力だったのか
・信長とイエスズ会との本当の関係とは
・信長「神格化」の真意を検証してみる
・安土城「天主」の復元はどこまで可能か
・信長は、生野銀山を直接支配したのか
・信長と都市・堺はどのような関係だったのか
・名物狩りと御茶湯御政道の実像とは
織田信秀が亡くなった後、信長に家督を譲ったことになっていますが弟の信勝が信秀に似せた自身の花押を発給文書に書いており、どうもスムーズな家督相続ではなかったようです。美濃では斎藤道三が土岐頼芸と争っていましたが今川との戦いを優先せざるを得なくなった織田信秀が斎藤道三と組みます。これで信長と帰蝶との婚姻に結び付き、斎藤道三は美濃をとることができます。
| 固定リンク
コメント