« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »

2017/07/30

本の雑誌おじさん三人組が行く!

 【書 名】本の雑誌おじさん三人組が行く!
 【著 者】本の雑誌編集部
 【発行所】本の雑誌社
 【発行日】2017/03/25
 【ISBN 】978-4-86011-298-1
 【価 格】1800円

「あとがき」を読むと背水の陣から始まった企画だったんですね。「本の雑誌」の休刊騒ぎがあり、経営再建中に経費削減のために、少しでも原稿料を削ろうと社員が原稿を書き始めます。他の出版社などを気になるところを見に行きルポを書こうという企画で、新潮社、早川書房、国書刊行会などの出版社以外にリブロ池袋店の閉店に密着したりと面白い内容になっています。与那国島まで行ったり、けっこう経費を使っているので経費削減に役立ったかどうかは不明ですが、最後は本まで出来ました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/23

100回失敗、50億円失った、バカ社長

 【書 名】100回失敗、50億円失った、バカ社長
 【著 者】杉山春樹
 【発行所】WAVE出版
 【発行日】2010/06/24
 【ISBN 】978-4-87290-481-9
 【価 格】1300円

東京電力を脱サラし、いろいろと事業を行いますが失敗続き、やがて串特急チェーンで大成功しますが、上場準備中に騙されて売上50億円の会社がパーに。それでも再起するという物語。失敗続きだなと思いながら、やらぬ後悔よりもやって後悔する方がましと言うのは確かです。立ち直るための法則20が記載されていますが、なによりも信用が大切など、参考になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/16

京都の凸凹を歩く2

 【書 名】京都の凸凹を歩く2
 【著 者】梅林秀行
 【発行所】青幻社
 【発行日】2017/05/26
 【ISBN 】978-4-86152-600-8
 【価 格】1600円

今回、取り上げられているのはブラタモリでも紹介された嵐山、ほかに金閣寺、吉田山、御所、源氏物語(五条)、伏見城です。

金閣寺にはもともと西園寺公経が作った邸宅「北山第」がありました。山を削って平らに整地し、金閣寺はこの改修した後が使われて建てられています。残っている崖には昔、四十五尺滝が流れていたのではないかと思えるところがありそうです。

秀吉が地震で倒壊した伏見指月城の後、少し離れたところに伏見木幡山城を造りましたが、天守閣などは影も形もありません。伏見の町には当時の郭跡や町割り、総構えの跡が残っています。高低差を楽しめる一冊です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本棚探偵 最後の探偵

 【書 名】本棚探偵 最後の探偵
 【著 者】喜国雅彦
 【発行所】双葉文庫
 【発行日】2017/6/18
 【ISBN 】978-4-575-71467-8
 【価 格】722円

ミステリ評論家である日下三蔵氏の蔵書がこの本でも出ており、写真も掲載されていますが、すさまじい本の山!しかも同じ本を何冊も買う猛者です。アシモフの「黒後家蜘蛛の会」のパロディ版「黒函紙魚の会」が掲載されていますが
「私は古書店を経営しているんですが、不思議なお客さんがいるんです。その人は同じ本のセットをいくつも買っていくんです。どういうことでしょうか?」
「それは日下三蔵さんです」と、速攻で謎が解かれます。

「書庫でシリトリ」もいいですね
ルンルンと、手にして帰れば三冊目
たった今売れましたよ、と悪魔の告知
いつまでもあると思うな古本は
いつまでもあると思うな新刊も
読んだはずだが覚えていない

確かに。(笑)この本は第68回日本推理作家協会賞 評論その他の部門を受賞したそうで、その話もあとがきに掲載されています。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/09

戦国おもしろばなし百話

 【書 名】戦国おもしろばなし百話
 【著 者】青木繁男
 【発行所】ユニプラン
 【発行日】2017/01/05
 【ISBN 】978-4-89704-406-4
 【価 格】1,500円

通説とは違った話がいくつか掲載されていて楽しめます。

・織田信長の京都馬揃えは正親町天皇の要請というのが通説ですが、どうもヴァリニャーニの日程にあわせて28日に馬揃えが実施されたようです。またこの時に信長公記にバテレンが黒人を連れてきたという記載があり、これが本能寺の変まで付き従うことになる弥助のようです。

・「神君、伊賀越え」はなく、家康は堺から東に向かい伊勢南街道を通り高見峠を越えて松坂の松ケ島城へ出て、伊勢の岩出城を経由し大湊から三河へ向かいます。伊賀越えをしていたのは別動隊という説です。

・秀吉の文禄・慶長の役では現地で投降した兵がおり、その中の武将の一人が沙也可。対馬出身、雑賀出身などいろいろな説がありますが、今も子孫がおり司馬遼太郎が沙也可の村を訪れたそうです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

司馬遼太郎で学ぶ日本史

 【書 名】司馬遼太郎で学ぶ日本史
 【著 者】磯田道史
 【発行所】NHK出版新書
 【発行日】2017/05/10
 【ISBN 】978-4-14-088517-8
 【価 格】780円

徴兵され満州で戦車兵として過ごし、理不尽な軍隊生活を経験した司馬遼太郎にとって、日本はどこで間違ったかが大いなるテーマでした。幕末を舞台にした「花神」では大村益次郎(村田蔵六)が主人公で、時代は火縄銃からライフル銃、アームストロング砲にとって変わられる時代です。村田蔵六は合理主義で暑ければ浴衣に百姓笠で長州防衛戦いの指揮をとります。司令官がこれですから、軍服をきちっと着ないと殴られる日本陸軍とは雲泥の差。

明治維新を迎え、「坂の上の雲」で描かれたように、ロシアに攻め込まれる恐怖のなか日露戦争を戦い抜き植民地化を逃れました。おかしくなりはじめたのは、この頃からでナショナリズムの暴走が始まります。これが愛国心だったらよかったのですが、ナショナリズムというのは「自分の家がかわいい」が肥大化し「自分の国がかわいい」であり、愛国心(パトリオティズム)になると「自分はたまたま名家に生まれついたのだから、一層きっちりして周りから尊敬される家にしよう」を国レベルで考えることになります。ノブレス・オブリージュという言葉があり、貴族やエリートは受けたものが大きければ大きいほど、社会に還元する義務が大きいという考え方にもちかいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/06

セブンイレブン1号店繁盛する商い

 【書 名】セブンイレブン1号店繁盛する商い
 【著 者】山本憲司
 【発行所】PHP新書
 【発行日】2017/03/01
 【ISBN 】978-4-569-83285-2
 【価 格】800円

豊洲でセブンイレブン1号店を開業し、現在は6店舗を経営しているオーナーがどうやって店を繁盛店にしていったかの秘話です。オープンしたのは1974年5月15日の雨の日でした。最初のお客さんが買っていたのが800円のサングラス。ここからコンビニがスタートし、背面補充するリーチイン・クーラー、ロックアイス、プルトップ缶、小分け配送、ドミナント戦略など必要にせまられて、いろいろな工夫が生まれます。

少数だけど常連客が買う商品があれば切らしてはダメ、お客にあわせて発注し品揃えするのが鉄則です。買いたい商品がないと失望となり、2回続くと寄ってもらえなくなります。廃棄も宣伝と考えて品切れのない店とお客さんに認識してもらえれば常連客になってくれます。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »