今川氏研究の最前線
【書 名】今川氏研究の最前線
【著 者】日本史史料研究会
【発行所】洋泉社歴史新書
【発行日】2017/06/19
【ISBN 】978-4-8003-1263-1
【価 格】980円
信長、秀吉、家康に続き最新の研究をもとに今川氏の実像について書かれています。
■甲駿相三国同盟
甲斐の武田信玄、相模の北条氏康、駿府の今川義元との間で結んだ同盟です。今川はこれで東側を気にせず西への侵攻をはじめますが、桶狭間の合戦で今川義元が敗死すると武田信玄は同盟を破って駿府に攻め込んでくることになります。
桶狭間の合戦では合戦前に武田信玄が織田信長と友好関係を結んでおり、今川家を継いだ今川氏真は武田信玄を疑っていたようです。また家康が岡崎城に戻りますが、最初は今川氏真の命令で終わりとの境をおさえるためだったようです。織田信秀の時代に今川は織田と手を結んでいた時代もあり、状況変化によってあっちへついたり、こっちへついたりということが、当たり前のように行われていました。
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