国衆の戦国史
【書 名】国衆の戦国史
【著 者】鈴木 将典
【発行所】洋泉社
【発行日】2017/04/19
【ISBN 】978-4-8003-1218-1
【価 格】950円
副題が「遠江の百年戦争と地域領主の興亡」となっています。今川、武田、徳川の境目となった遠江で、井伊など国衆がいかに家を存続させるか奔走した物語で最新の研究を元にしています。
■北条早雲の伊勢攻めは幕府の命令
今川家の家中が分かれていましたが龍王丸の叔父である北条早雲が龍王丸を今川家の当主とし、これが今川氏親となります。北条早雲は伊豆へ攻め込んで後北条氏の祖となりますが、幕府の命令だったようです。堀越公方の家督争いで、結果的に京都の新将軍となる足利義高の母と弟を殺したことが背景です。
■国衆の消滅
先祖伝来の土地を安堵してもらい守った国衆ですが豊臣政権となると大名に従属する家臣の生き方しか残っていませんでした。
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