チューリングの大聖堂(下)
【書 名】チューリングの大聖堂(下)
【著 者】ジョージ・ダイソン
【発行所】ハヤカワ・ノンフィクション文庫
【発行日】2017/03/10
【ISBN 】978-4-15-050492-2
【価 格】1060円
表題はチューリングとなっていますが、中心に書かれているのがジョン・フォン・ノイマンです。プログラム内蔵方式(ノイマン方式)を考えだし、これがソフトウェアの発展となっていきます。コンピュータを戦争目的だけでなく気象や天文などいろいろな応用を考えていました。
■エニグマ
第二次世界大戦でドイツ軍が使っていたのがエニグマ。ドイツの電気技術者が考えだしドイツ軍に売り込みましたが断りました。あとで思い直して採用します。平らな円筒型のローターが数枚並んでいて、それぞれのローターには26個の電気接点がありアルファベットに対応しています。ローターの片側から文字をいれると別の文字になって出て行きます。これがすさまじい組み合わせ数になるので解読不能といわれていましたがチューリングがいどみ解読します。戦争前にポーランドの暗号解読者がエニグマをある程度、解析してもらっていたのが助けになりました。
| 固定リンク
コメント