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2017/05/27

真説 戦国武将の素顔

 【書 名】真説 戦国武将の素顔
 【著 者】本郷 和人
 【発行所】宝島社新書
 【発行日】2017/05/24
 【ISBN 】978-4-8002-6768-9
 【価 格】1500円

天下人である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。戦国武将からは武田信玄、上杉謙信、毛利元就、石田三成、明智光秀、今川義元、島津四兄弟、伊達正宗。番外編で淀君が紹介されています。皆、一筋縄ではいかない人物ばかりで良い面もあれば悪い面もあり素顔が紹介されています。

浅井長政、明智光秀ともども信長を裏切りますが、浅井も朝倉とそれほど仲がよいわけではなく、裏切りの最大の理由は信長がスキを見せた点。これならいけると思ったからでしょう。

毛利元就は息子を小早川や吉川へ送り込んで乗っ取るM&A型です。アメリカの東海岸側に多いタイプですが、西海岸側は秀吉のベンチャー企業で家来に夢をみさせるチーム型。

伊達正宗と秀吉の取次ぎになったのが浅野長政。秀吉に伊達正宗が叱責された時に、いろいろアドバイスしたのですが、伊達正宗はダダをこね絶交状を送ります。これがため江戸時代を通じ、両家とも仲が悪かったそうです。両家の分家で起きたのが忠臣蔵事件になります。


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歴史家の案内する京都

 【書 名】歴史家の案内する京都
 【著 者】仁木宏、山田邦和
 【発行所】文理閣
 【発行日】2016/05/20
 【ISBN 】978-4-89259-790-9
 【価 格】1,800円

太秦古墳群、長岡京の時代から近世にかけて京都を紹介していますが各地に痕跡が残っていて、実際に街歩きをして楽しむことができます。戦国時代の山科御坊や一乗寺城跡、如意丘城跡、中尾城跡など洛東の山城跡などについても書かれています。

祇園祭の舞台となる御旅所は四条通りと寺町通りの交差するあたりにあり、川端康成の「古都」の舞台となっていますが、もともとは大政所御旅所という四条烏丸から下ったところにありました。八坂神社から大政所御旅所に移動する神幸が祇園祭の発祥になるでしょう。

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2017/05/18

国衆の戦国史

 【書 名】国衆の戦国史
 【著 者】鈴木 将典
 【発行所】洋泉社
 【発行日】2017/04/19
 【ISBN 】978-4-8003-1218-1
 【価 格】950円

副題が「遠江の百年戦争と地域領主の興亡」となっています。今川、武田、徳川の境目となった遠江で、井伊など国衆がいかに家を存続させるか奔走した物語で最新の研究を元にしています。

■北条早雲の伊勢攻めは幕府の命令
今川家の家中が分かれていましたが龍王丸の叔父である北条早雲が龍王丸を今川家の当主とし、これが今川氏親となります。北条早雲は伊豆へ攻め込んで後北条氏の祖となりますが、幕府の命令だったようです。堀越公方の家督争いで、結果的に京都の新将軍となる足利義高の母と弟を殺したことが背景です。

■国衆の消滅
先祖伝来の土地を安堵してもらい守った国衆ですが豊臣政権となると大名に従属する家臣の生き方しか残っていませんでした。

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2017/05/13

千駄木の漱石

 【書 名】千駄木の漱石
 【著 者】森まゆみ
 【発行所】ちくま文庫
 【発行日】2016/06/10
 【ISBN 】978-4-480-43358-9
 【価 格】800円

東京市本郷区千駄木町57番地に1903(明治36)年に夏目漱石が引越してきます。同じ家に一時期、森鴎外も住んでいました。現在、明治村に移築されて公開されています。この家でこ漱石は「吾輩は猫である」を発表し、文壇にその名を高めます。作品の中に猫のためのくぐり戸など家の様子が描写されています。

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チューリングの大聖堂(下)

 【書 名】チューリングの大聖堂(下)
 【著 者】ジョージ・ダイソン
 【発行所】ハヤカワ・ノンフィクション文庫
 【発行日】2017/03/10
 【ISBN 】978-4-15-050492-2
 【価 格】1060円

表題はチューリングとなっていますが、中心に書かれているのがジョン・フォン・ノイマンです。プログラム内蔵方式(ノイマン方式)を考えだし、これがソフトウェアの発展となっていきます。コンピュータを戦争目的だけでなく気象や天文などいろいろな応用を考えていました。

■エニグマ
第二次世界大戦でドイツ軍が使っていたのがエニグマ。ドイツの電気技術者が考えだしドイツ軍に売り込みましたが断りました。あとで思い直して採用します。平らな円筒型のローターが数枚並んでいて、それぞれのローターには26個の電気接点がありアルファベットに対応しています。ローターの片側から文字をいれると別の文字になって出て行きます。これがすさまじい組み合わせ数になるので解読不能といわれていましたがチューリングがいどみ解読します。戦争前にポーランドの暗号解読者がエニグマをある程度、解析してもらっていたのが助けになりました。


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学校では教えない「社会人のための現代史」

 【書 名】学校では教えない「社会人のための現代史」
 【著 者】池上彰
 【発行所】文芸春秋
 【発行日】2013/10/15
 【ISBN 】978-4163766409
 【価 格】1620円

副題が「池上彰教授の東工大講義 国際編」ということで講義録が本になっています。中東問題などを理解する場合、イギリスが中東でおこなった二枚舌外交やサイクス・ピコ協定などが発端となっています。映画「アラビアのロレンス」でも描かれていますが、現代史を理解するための背景を分かりやすく説明しています。

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2017/05/06

植民地次代の古本屋たち

 【書 名】植民地次代の古本屋たち
 【著 者】沖田 信悦
 【発行所】寿郎社
 【発行日】2007/12/17
 【ISBN 】978-4-902269-23-9
 【価 格】2000円

日本人が植民地に渡ったのなら、商売になると思った古本屋さんも渡ります。樺太、朝鮮、満州、台湾、中華民国に渡った古本屋を地図付きで紹介しています。南樺太にも古本屋はあり、こんな所までセドリに来る人までいました。

全国図書館大会が満州国で開催されたため一誠堂、窪川書店、井上書店、東陽堂など今も神保町に店を並べる面々も参加しています。もちろん日本古書通信社も参加しています。東京だけでなく関西からも進出しています。鹿田松雲堂、高尾書店、荒木書店、梁江堂、そして京都の其中堂の名前があがっています。

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2017/05/04

明治・大正・昭和 名古屋地図さんぽ

 【書 名】明治・大正・昭和 名古屋地図さんぽ
 【著 者】溝口 常俊
 【発行所】風媒社
 【発行日】2015/10/20
 【ISBN 】978-4-8331-0164-6
 【価 格】1,700円

新旧の地図が載っていて、まち探索に出かけられます。

10世紀にまとめられた和名抄に愛智郡に十の郷が掲載されています。中村郷、日部郷、太毛郷、物部郷、作良郷、成海郷、熱田郷、駅家郷、千竃郷ですが現在も地名が残っているのが中村、熱田、成海(鳴海)の3つになります。

大久手-八事まで市電が運行され八事電車と呼ばれていました。昭和46年に廃線となります。名古屋刑務所があった吹上近くも通っていました。八事には墓地や火葬場があったため霊柩電車が走っていました。貸切で棺桶だけではなく参列者も乗れたそうです。

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2017/05/02

古書市(四天王寺)


四天王寺の古書市に出かけてきました。明日、5月3日まで開催しています。

寺社仏閣での古書市は解放感があっていいですねえ。大阪では大阪天満宮で行われる”天神さんの古本まつり”も有名です。京都では森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」の舞台ともなった糺の森の古書市(下鴨納涼古本まつり)と百万遍にある智恩寺で行われる「秋の古本まつり」です。

智恩寺の古本市は私が学生時代には始まっていたので40年近くの歴史になります。当時は誰もが参加できるオークションがあり、落札すると寺の鐘がゴーンと鳴らされました。(笑)

古書市では山城関係の本をあさったのですが、あまりなかったですね。その代わり「中村屋のボース」という本を掘りだしてきました。新宿中村屋のカレーはインド独立運動と関係が深いことで有名ですが、カレーの味がますます味わい深くなる一冊です。Sitennouji


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