応仁の乱
【書 名】応仁の乱
【著 者】呉座 勇一
【発行所】中公新書
【発行日】2016/10/25
【ISBN 】978-4-12-102401-5
【価 格】900円
足利義政が弟の義視に後継者にしたところ、日野富子が子供(義尚)を生んだことで後継者争いに発展。それぞれ細川勝元と山名宗全がくっついて、応仁の乱が勃発したというのが一般的なイメージなんですが、そんな単純な話ではなく、実態はめちゃくちゃ複雑でした。興福寺の僧である経覚と尋尊が奈良を中心に応仁の乱について日記を記載しており、これをもとに解き明かしています。巻末には人名の索引がついており、応仁の乱を理解するには最適な一冊になっています。
守護は在京し、守護代が任地に赴任していましたが明応の変で、この在京制度が成り立たなくなり、守護が任地に行き、こころから戦国大名になっていきます。越前の守護は斯波氏でしたが、守護代の朝倉がのっとってしまいます。仕方ないので、斯波氏はもう一つの任地である尾張に下りますが、やがて織田によってとってかわられます。
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