織田信長の家臣団
【書 名】織田信長の家臣団
【著 者】和田 裕弘
【発行所】中公新書
【発行日】2017/02/25
【ISBN 】978-4-12-102421-3
【価 格】900円
織田信長の古参家臣だった佐久間信盛が本願寺攻めの不手際などでリストラされましたが、原因は信長一族と婚姻などの人脈を築いていなかったことがあるようです。織田信長といえば柴田勝家、滝川一益、羽柴秀吉、明智光秀などの方面軍が有名ですが、配下の武将との関係などを丁寧に検証しており、巻末には人名による索引までついています。
織田信長が家督を継いだころ、弟の信勝と領地や家臣が二分された状態で、自らの力で統一していくことになりカリスマ性を身につけます。他の戦国大名が有力家老に頭があがらない状況と違い自分で決めることができました。桶狭間の合戦でも家臣から裏切りを出すことなく乗り切れました。明智光秀は自分の名誉のために本能寺の変を起こしましたが、家臣団に尾張勢がほとんどいなく情報統制ができたところも大きかったようです。
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