人工知能と経済の未来
【書 名】人工知能と経済の未来
【著 者】井上 智洋
【発行所】文春新書
【発行日】2016/07/20
【ISBN 】978-4-16-661091-4
【価 格】800円
副題が「2030年雇用大崩壊」になっています。AIとBIがテーマになっています。
1995年にWindows95が発売され、20年以上経ち情報化社会になっています。次のブレークスルーになりそうなのがAI。産業革命によって機械に仕事が奪われると考えて人々はラッダイト運動で、機械の破壊です。生産性があがることで別の仕事が生まれ人々は新しい仕事につきます。ではAIでは、どうなるのでしょうか。
この本の分析によるとAI時代にも仕事をする人がいますが資産は1割の人に集まりそうです。そこで提唱しているのがBI(ベーシックインカム)です。日本国民全員に月7万円配布するという案。ただし、いきなり行うのは大変なので、まずは1万円からスタートします。全員に配るというのがミソでマイナンバーができましたので、それほど行政コストはかかりません。これで生活保護費、年金などが統一されますので年金機構などがいらなくなり行政コストが激減します。なかなか魅力的な案です。
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