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2017/01/30

江戸の家計簿

 【書 名】江戸の家計簿
 【著 者】磯田 道史
 【発行所】宝島社新書
 【発行日】2017/01/24
 【ISBN 】978-4-8002-6336-0
 【価 格】800円

江戸の台所事情がよく分かる本です。シーボルトが網羅的に江戸の物価を調べており、これでどんな商品がいくらぐらいで売られていたかが分かります。肉を食べませんでしたが鳥はよく食べていたようで、29種類の鳥が食べられています。

旅籠 4,500~15,000円 木賃宿 2,250~3,000円で、現在とあまり変わりませんね。参勤交代では単身赴任で大勢の藩士が江戸に来ますので流行ったのがファーストフード。蕎麦、うどんは250円ほど。寿司は1貫で125円、鰻丼は当時も高く3,150円ほど。大工などの職人の給料はよかったのですが、作家はダメで明治に訪れた西洋人が作家の収入が低いことに驚いています。また履き潰した草履を田んぼの脇に積んで、おがんで新しい草履に履き替えて立ち去ったことも西洋人の記録にあります。

江戸は金、銀、銭の3種類が使われましたが金と銀は金座、銀座で管理されました。ところが銭は大名に鋳造を許していたので、作るだけ作ってインフレが起きるようなことが発生していました。昔も今も変わりません。


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365日の「超」知的生活

【書 名】365日の「超」知的生活
【著 者】野口悠紀雄
【発行所】三笠書房 知的生きかた文庫
【発行日】1998 奥付にないな
【ISBN 】4-8379-0963-9
【価 格】495円

アスキーから出ていた97年のムック版を加筆、修正した文庫本です。第5章の無敵の「超」用語辞典がなかなか楽しいです。

■家出ファイル
図書館方式では当初キャビネットの中に書類が整然と分類してある。ところが、そこから取り出された書類は、用が終わったあともとに戻されることは希である。つまり、書類が家出する。エントロピーが増大するわけである。
わかっちゃいるけど、やめられませんね。


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40代からの知的時間術

【書 名】40代からの知的時間術
【著 者】野村正樹
【発行所】PHP文庫
【発行日】1999/7/15
【ISBN 】4-569-57290-1
【価 格】533円

野村正樹さんの本です。副題に「価値ある自分人生をつくる77のヒント」とあります。

40歳というと人生80年で折り返し地点を曲がったところ、後半の人生を生きるためにどうしたらいいのかを考えるための一冊です。


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30歳から本気ではじめる大人の勉強法

【書 名】30歳から本気ではじめる大人の勉強法
【著 者】西山昭彦
【発行所】中経出版
【発行日】1998/10/28
【ISBN 】4-8061-1187-2
【価 格】1400円

勉強法の本が色々と出ていますがサラリーマンが読むのなら大学教授や評論家が書いている本でなく、サラリーマンが自分の体験から書く勉強法でないとしっくりいかないだろうと本にも書いてありますが、そうでしょうね。西山氏も会社に入ってから目標を立てて勉強を始められたそうです。

最初は通信教育を受けたり、各種のセミナーや研修会に出たりしていたそうで、やがて社外勉強会に出るようになり、人から学ぶことに力を入れはじめ、やがては海外の大学院で修士を取ります。何と国内の夜間大学院で最後は博士まで取っています。

ほとんど勉強のフルコースのようなことをされています。と言うことで著者が実際にやってみた勉強法が紹介されています。

■本のタイトル

アダルトビデオを選ぶときに、内容はほぼ同じでも、タイトルによって売れ行きは違ってくる。中が見られないから、なおさらだ。本もタイトルがすごく大事で、売れ行きの8割はタイトルで決まる。ダイヤモンド社の名物編集長の藤岡氏から教えられた言葉だそうです。


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5/8(はちぶんのご)

【書 名】5/8(はちぶんのご)
【著 者】野村正樹
【発行所】マイストロ
【発行日】1999/4/14
【ISBN 】4-944174-21-7
【価 格】1500円

主人公(女性)がバーでカクテルを飲みながら推理をしていくのが面白いですね。さすがに元サントリー出身の野村さんですのでカクテルの作り方などの話題も出てまいります。

リストラなど色々な話を織り交ぜながら進んでいくミステリーです。最後は意外な人物が真犯人でしたね。

本の装丁が銀色でそこに目立つ赤で「5/8」のタイトルが書かれています。野村さんが小石さんの人脈創りフォーラムに講演に来られたおりに著者割引で買いました。翌週に知研の2次会で完売になっておりました。


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会社勤めをしながら3年間で作家になる方法

 【書 名】会社勤めをしながら3年間で作家になる方法
 【著 者】野村正樹
 【発行所】青春出版社
 【発行日】2002/7/10
 【ISBN 】4-413-03351-5
 【価 格】1300円

この頃、雑誌を読むだけでも忙しく、なかなか本まで手がまわっていません。ウーン、こんなことではいかんなあ。

角川源義が角川文庫を創刊した理由が戦後、古本屋で手にした1冊の本に「目がつぶれるほど本が読みたい」と、持ち主だった学生が書いた走り書きを見たからなんだそうですが、ウーンそれとはほど遠いですなあ。

でも久しぶりに津からの特急電車で読んだのですが、けっこう参考になった本です。

会社勤めしている4名が印税生活がしたい、本を名刺代わりに1冊出したいなどの夢から実際にどうやればよいか、学べる本になっています。

半分、小説で、半分、ハウツウ本になっています。実際にやられた野村さんの体験が元になった本です。

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3日でわかる戦国史

 【書 名】3日でわかる戦国史
 【著 者】武光 誠 監修
 【発行所】ダイヤモンド社
 【発行日】2000/11/16
 【ISBN 】4-478-92033-8
 【価 格】1400円

応仁の乱から大阪冬の陣までの150年についての色々な歴史の裏側などが記載されています。

All About「企業のIT導入」でガイド記事を書いているのですが一生懸命調べて時間をかけて書いている記事よりも、割と時間をかけずノリで書いている「戦国武将に学ぶシステム作り」シリーズの方が好評でして (^^);では、もう少し書こうかなと、そのネタ本として買ってきました。


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「パンチ」素描集 19世紀のロンドン

 【書 名】「パンチ」素描集 19世紀のロンドン
 【著 者】松村 昌家
 【発行所】岩波文庫
 【発行日】1994/1/17 
 【価 格】570円 

「パンチ素描集」を読んでいると、おもしろい話が出ています。

19世紀のイギリスでは女性のスカートは末広がりというか実に大きなもので中には金の枠が入っておりました。クリノリン・スタイルというのですが8年ほどビクトリア朝時代に流行したようです。

少し前の1851年に初めての万国博覧会がロンドンで開催され(水晶宮で有名)、アメリカから禁酒運動とフェミニズム運動の指導者として有名なアミーリア・ブルーマとその一行がイギリス女性に対する啓蒙運動のためにイギリスに来ました。

当時としては奇妙な格好でイギリスに来たため、風刺でパンチに載ることになりました。短いスカートとパンタロンを組み合わせたようなスタイルでイギリス女性にはショッキングな格好でした。

最初の考案者はアメリカのリビー・スミスという人で人づてにブルーマ夫人に伝えられて、ブルーマ夫人が編集していた雑誌「ザ・リリー」に載せたところ大反響でブルーマーズという名称が生まれたそうです。

ただイギリスでの流行は6カ月ももたなかったようで、その後にはまったく機能的でないクリノリン・スタイル大流行となりました。アメリカでもブルーマ・スタイルそのものは定着しなかったようですが、どういうわけか極東の島国に「ブルーマ」という語が渡来しました。

いつ定着したのかは分かりませんが女学生のスポーツ用パンツをブルーマと呼ぶようになります。もともと1851年の一時期に「パンチ」をにぎわしたアメリカの1フェミニストの名に起因するとは全然知りませんでした。

あとがきによると「パンチ」は1992年まで150年続いたそうで、すごい雑誌だったんですね。


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2017/01/24

織田信長の城

 【書 名】織田信長の城
 【著 者】加藤 理文
 【発行所】講談社現代新書
 【発行日】2016/12/20
 【ISBN 】978-4-06-288405-1
 【価 格】840円

安土城には色々と不思議がありますが、一つはまっすぐ伸びる大手道。もともとは蛇石などを運び込むための工事用道路だったようです。上層部の工事が終わった後、上級屋敷地への道として整備されたようです。大手道の左側にあったのが一門衆の屋敷跡で、伝羽柴秀吉邸といわれているのは、おそらく織田信忠邸で、本能寺の変で安土城天守は燃えましたが、屋敷地は無事でしたので、清州会議の後、織田の家督を継いだ三法師が入った安土仮屋敷はこの織田信忠邸のようです。となると大手道の右手にあるのは方面軍で柴田勝家、明智光秀、羽柴秀吉、滝川一益の屋敷跡のようです。

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2017/01/22

歴史家の城歩き

 【書 名】歴史家の城歩き
 【著 者】中井均、齋藤慎一
 【発行所】高志書院
 【発行日】2016/05/25
 【ISBN 】978-4-86215-158-2
 【価 格】2,500円

武田の丸馬出しなどが有名ですが、もっと古い時代にも馬出しや枡形虎口が使われていたり、新しい時代の城でも簡素に造られる場合もあります。単郭だった土山城に馬出しがついていますが、これは小牧・長久手の合戦で秀吉側が回収したものです。つまり縄張図だけで城が造られた時代を判定できるものではなく、古文書や考古学と一緒に考える必要があります。城歩きや、どう城を見たらよいのか実際の城を題材に書かれています。


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2017/01/04

古代日本の情報戦略

 【書 名】古代日本の情報戦略
 【著 者】近江 俊英
 【発行所】朝日新聞出版
 【発行日】2016/12/25
 【ISBN 】978-4-02-263053-7
 【価 格】1600円

天武天皇時代に古代道路網が整備されたようで、当時は白村江の戦いからそう時間が経っておらず、唐などとの外交関係が緊張していました。緊急事態を伝える情報システムが全国に整備され、大路は幅12メートルの道がまっすぐ作られました。途中には駅家が作られ、ここで馬を取り換えて都を目指しました。伝達スピードはめちゃくちゃ早かったようで大宰府ではっせいした藤原広嗣の乱が大宰府から聖武天皇が行幸していた関宮(津市白山町)まで705キロあり、これを5日で伝送したそうです。1日140キロの移動です。

忠臣蔵で浅野内匠頭が吉良に切りつけた刃傷事件を起こし、使者は早かごを使って江戸ー赤穂間620キロを伝えるのに四日半かかりましたので、いかに早かったかが分かります。ただ外交関係が落ち着き緊急性ではないので駅家が使われるようになり民衆の負担が無理となりシステムは崩壊してしまいます。


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