« 飛鳥むかしむかし 国づくり編 | トップページ | 戦国史の俗説を覆す »

2016/12/01

家康研究の最前線

 【書 名】家康研究の最前線
 【著 者】日本史史料研究会
 【発行所】洋泉社歴史新書
 【発行日】2016/11/18
 【ISBN 】978-4-8003-1084-2
 【価 格】950円

信長、秀吉に続き最新の研究をもとに家康の実像について書かれています。

■織田家の人質
家康は今川家に人質に入るはずが田原城主だった戸田康光の裏切りで、織田信秀のもとに人質として送られることになります。ここで若き織田信長に会うというのが映画やテレビでよく出てくるシーンですが、どうも違っていたようです。織田と今川で連携しており、今川義元が今橋城を攻める時、後詰に入れないよう織田信秀が岡崎城を包囲してしまったようです。松平広忠は織田信秀に降参し命は助けられたが人質として家康が織田に送られたのが真相のようです。

■奥州仕置
家康の力をおそれた秀吉が関東へおっぱらったという説が言われていますが、伊達正宗に対するおさえでもあったようです。蒲生氏郷ともに奥羽仕置を行っていますが、秀吉の信頼も厚かったようです。


|

« 飛鳥むかしむかし 国づくり編 | トップページ | 戦国史の俗説を覆す »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 家康研究の最前線:

« 飛鳥むかしむかし 国づくり編 | トップページ | 戦国史の俗説を覆す »