築城の名手 藤堂高虎
【書 名】築城の名手 藤堂高虎
【著 者】福井健二
【発行所】戎光祥出版
【発行日】2016/11/10
【ISBN 】978-4-86403-225-4
【価 格】2,200円
江戸城、大坂城、今治城、伊賀上野城、津城などの縄張りを行った藤堂高虎の城造りを紹介した本です。戦国時代の横矢がかかる折りをつけた廓ではなく、四角形で実用的な郭をつくり防衛力を保ちながら藩の政庁の用地を確保する城造りを行います。高石垣、層塔式天守、水堀、多聞櫓などを組み合わせて実現します。宇和島城、順天城(全羅南道)、大洲城、甘崎城(今治)、膳所城、今治城、丹波亀山城などについて縄張図などをもとに細かく書かれていますが、特に伊賀上野城と津城に関しては城下町や櫓の図面などをもとにさらに詳細に紹介されています。
大坂の天満に蔵屋敷が作られましたが元は大坂夏の陣で討死した木村長門守重成の邸宅跡で、幕末には桜ノ宮にあわせて桜が植えられるようになり、これが桜の通り抜けで有名な大阪造幣局となります。
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