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2016/12/28

築城の名手 藤堂高虎

 【書 名】築城の名手 藤堂高虎
 【著 者】福井健二
 【発行所】戎光祥出版
 【発行日】2016/11/10
 【ISBN 】978-4-86403-225-4
 【価 格】2,200円

江戸城、大坂城、今治城、伊賀上野城、津城などの縄張りを行った藤堂高虎の城造りを紹介した本です。戦国時代の横矢がかかる折りをつけた廓ではなく、四角形で実用的な郭をつくり防衛力を保ちながら藩の政庁の用地を確保する城造りを行います。高石垣、層塔式天守、水堀、多聞櫓などを組み合わせて実現します。宇和島城、順天城(全羅南道)、大洲城、甘崎城(今治)、膳所城、今治城、丹波亀山城などについて縄張図などをもとに細かく書かれていますが、特に伊賀上野城と津城に関しては城下町や櫓の図面などをもとにさらに詳細に紹介されています。

大坂の天満に蔵屋敷が作られましたが元は大坂夏の陣で討死した木村長門守重成の邸宅跡で、幕末には桜ノ宮にあわせて桜が植えられるようになり、これが桜の通り抜けで有名な大阪造幣局となります。


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2016/12/23

ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学

 【書 名】ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学(電子書籍)
 【著 者】青木雄二
 【発行所】インプレス
 【発行日】2016/3/1
 【ASIN 】 B01CDXM94Q
 【価 格】432円

ナニワ金融道で有名な青木雄二の電子書籍です。各テーマごとに資本論、青木雄二の解説、ナニワ金融道で該当しそうな漫画の構成になっています。マルクスがエンゲルスと共に資本論を書いた時代はブラック企業どころの話ではなく子供まで長時間労働させられ、資本家に搾取される時代でした。誰もが人間らしい生活をおくれることを願って書かれたなど、マルクス経済学を楽しみながら学べます。


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「距離感」が人を動かす

 【書 名】「距離感」が人を動かす
 【著 者】大塚 英樹
 【発行所】講談社アルファ新書
 【発行日】2008/08/20
 【ISBN 】978-4-06-272515-6
 【価 格】800円

ダイエーの中内功氏などたくさんの経営者にインタビューの経験から、いかに人と接すべきかを書いた本です。副題は「500人のトップ経営者に学んだ複眼的対人間関係論」になっています。重要なのは1メートルの距離感で不用意に、相手の心の領域に土足で踏み込まないこと。近すぎる関係は家族の一員のようになってしまい、えてして壊れやすいものです。


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2016/12/16

平城京のごみ図鑑

 【書 名】平城京のごみ図鑑
 【著 者】奈良文化財研究所
 【発行所】河出書房新社
 【発行日】2016/11/20
 【ISBN 】978-4-309-22688-0
 【価 格】1600円

平城京などの木簡が発見されるのは実はゴミ捨て場。これで当時の人間がどんな生活を送ってきたかが分かります。奈良そごうを建築する前に発掘調査したところ、出てきたのが「長屋親王宮」と書かれた木簡。長屋王の邸宅が特定できることになります。また交易を行っていた木簡も出てきて、当時の長屋王邸は邸宅+会社のような商家のようなイメージに近かったようです。リサイクルもいろいろ行われており柱が古くなったら、くり抜いて排水管にしていました。


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闇ウェブ

 【書 名】闇ウェブ
 【著 者】セキュリティ集団スプラウト
 【発行所】文春新書
 【発行日】2016/07/20
 【ISBN 】978-4-16-661086-0
 【価 格】780円

世界中には10億388万ほどのサイトがあり、検索することができます。これが見ることができるサーフェースウェブ。インターネットには見ることができないディープウェブがあり、サーフェースウェブはウェブ全体の1%ほどになります。ということは99%がディープウェブということになります。闇のサイトというとアングライメージがありますが、反政府運動をしていたり独裁国で秘密裏に連絡をとるあわないといけないといった必要性もあります。個人情報はいくらで売買されているのかなど、闇ウェブの実態について書かれた一冊です。

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御社の営業がダメな理由

 【書 名】御社の営業がダメな理由
 【著 者】藤本 篤志
 【発行所】新潮文庫
 【発行日】2006/05/20
 【ISBN 】4-10-610165-3
 【価 格】680円

すごい営業マンが入社さえすれば我が社の売上はもっと伸びるというのは単なる幻想です。優秀な営業マンはいますが、招くのにお金がいるし、もっとお金を出す会社があれば転職してしまいます。現有メンバーでがんばらないといけない時に何をしないといけないのか、確率勝負しかありません。成約率が同じであれば顧客を訪問する回数を2倍にすれば売上は2倍になります。そのための方策について書かれた本です。


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2016/12/11

城館調査の手引き

 【書 名】城館調査の手引き
 【著 者】中井 均
 【発行所】山川出版社
 【発行日】2016/08/25
 【ISBN 】978-4-634-15091-1
 【価 格】1800円

帯には「初心者から文化財担当者まで必読の書」とあります。日本全国にたくさんの城館がありますが、見方、歩き方などの楽しみ方を紹介し最新の研究成果も反映されています。縄張図の書き方についても解説があります。今は消えてしまい地籍図にしか残っていない城では京都の南になる城陽市の水主(みずし)城が紹介されています。

昭和6年に軍の要塞研究の一環で本邦築城史編纂委員会が作られ、この委員会から刊行される予定でしたが、疎開先で空襲で燃えてしまいました。ところが委員の一人が自宅に手控えを保管していたことから「日本城郭史資料」42冊となるなど城館研究の歴史も記載されています。


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2016/12/08

日本経済の真実

 【書 名】日本経済の真実
 【著 者】辛坊治郎、辛坊正記
 【発行所】幻冬舎
 【発行日】2010/04/25
 【ISBN 】978-4-344-01816-7
 【価 格】952円

副題が「ある日、この国は破産します」となっていて、日本の現状を分かりやすく解説します。いろいろと改革のチャンスがありました。一つが郵政民営化ですが、田舎の郵便局がなくなるなど変な議論と最後は日本お得意の感情論になってしまいました。本丸は郵便貯金と簡易保険で、政府の便利な財布として勝手に使われないようにし、日本企業の成長に使うようにして発展させようというところにありました。小泉内閣の後、あっという間に既得権益のある族議員などによって骨抜きになってしまいました。

また統計情報を見ると小泉・竹中改革がその前後の内閣よりめちゃくちゃパフォーマンスがよかったのですが、”格差を生み出した”とマスコミなどはすぐレッテルを貼っていました。勉強しないマスコミが増えたと言われていますが、まさにそうですね。


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2016/12/02

日本地図のたのしみ

 【書 名】日本地図のたのしみ
 【著 者】今尾 恵介
 【発行所】ちくま文庫
 【発行日】2016/06/10
 【ISBN 】978-4-480-43361-9
 【価 格】780円

各時代の地図を並べるとダムができて村が湖に沈む様子が分かるなど、地図のまつわる本です。

■変わった地名
天皇という地名が四国にあり、どうも四国八十八カ所の79番札所、天皇寺にちなんでつけられた地名です。千葉県八日市場にはイ、ロ、ハという地名があります。他にも岡田由里や戸田ゆたかのように人名のような地名もあります。

■直接民主制の島
選挙で選んだ代議員制度を採用し、直接民主制といえばスイスというイメージですが、日本にも直接民主制の島がありました。八丈小島で人口がわずか50名でしたので、20歳以上の有権者が集合して総会を開き、直接民主制でした。残念ながら1969年に全員が離島したので、直接民主制がなくなってしまいました。


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美女と竹林

 【書 名】美女と竹林
 【著 者】森見登美彦
 【発行所】光文社文庫
 【発行日】2010/12/20
 【ISBN 】978-4-334-74895-1
 【価 格】571円

森見ワールド満載の本です。テーマは桂にある知り合いの竹林を刈るだけなんですが、あとは思索というか妄想にふけったりとなります。ところどころに「夜は短し歩けよ乙女」で山本周五郎賞を受賞した話などがアクセントして入ります。


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戦国史の俗説を覆す

 【書 名】戦国史の俗説を覆す
 【著 者】渡邊 大門
 【発行所】柏書房
 【発行日】2016/10/25
 【ISBN 】978-4-7601-4751-9
 【価 格】2000円

1次資料などをもとに従来から言われている戦国時代の俗説が本当なのか焦点をあてています。

■神君伊賀越え
「本能寺の変」の後、堺にいた家康が三河まで帰り着くまでの逃避行で、一番危なかったのが伊賀越えでした。実際のルートは明確ではなく、石仏をのせた籠をカモフラジューのために別のルートを通したりしたために各地に伝承が残る結果となりました。伊勢へ着いてからは四日市で船に乗ろうとしたらなかったので南へ行って長太で船を探してもなく、さらに南へ行って白子で乗船したようです。もっとも別れて乗船した可能性もあります。34名が家康に付き従ったとありますが、酒井忠次、石川数正、本多忠勝、榊原康政らの名前があがっていますから郎党を連れていますので、200人~300人の大勢力で移動したことになります。

■関ヶ原の合戦
問鉄砲で小早川秀秋が裏切ったという俗説がありますが、最初から家康側だったというのはよく知られるようになりました。この本では大谷吉継の陣が、山中エリアから平地に突出して、徳川軍と激突しているところを小早川軍に挟撃されたという説を紹介しています。

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2016/12/01

家康研究の最前線

 【書 名】家康研究の最前線
 【著 者】日本史史料研究会
 【発行所】洋泉社歴史新書
 【発行日】2016/11/18
 【ISBN 】978-4-8003-1084-2
 【価 格】950円

信長、秀吉に続き最新の研究をもとに家康の実像について書かれています。

■織田家の人質
家康は今川家に人質に入るはずが田原城主だった戸田康光の裏切りで、織田信秀のもとに人質として送られることになります。ここで若き織田信長に会うというのが映画やテレビでよく出てくるシーンですが、どうも違っていたようです。織田と今川で連携しており、今川義元が今橋城を攻める時、後詰に入れないよう織田信秀が岡崎城を包囲してしまったようです。松平広忠は織田信秀に降参し命は助けられたが人質として家康が織田に送られたのが真相のようです。

■奥州仕置
家康の力をおそれた秀吉が関東へおっぱらったという説が言われていますが、伊達正宗に対するおさえでもあったようです。蒲生氏郷ともに奥羽仕置を行っていますが、秀吉の信頼も厚かったようです。


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