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2016/11/25

飛鳥むかしむかし 国づくり編

 【書 名】飛鳥むかしむかし 国づくり編
 【著 者】奈良文化財研究所
 【発行所】朝日新聞出版
 【発行日】2016/10/25
 【ISBN 】978-4-02-263050-6
 【価 格】1850円

2013年~2016年に朝日新聞奈良版に長期連載をまとめた本で、飛鳥誕生編の続刊です。

■瓦の再利用
藤原京から平城京遷都となった時、使える瓦は平城京に運ばれ再利用されました。平城京用に新規で焼いた瓦は黒っぽくなっていて、色で平城京の瓦か藤原京の瓦か見分けられます。大極殿は中心となる建物なので全部新調されました。藤原京の瓦ですが長岡京や平安京でも出土しており、100年以上使われた瓦もありました。

現在、平城京跡に大極殿と朱雀門が復元されていますが、大極殿には平城京で新調された黒っぽい瓦、朱雀門には藤原京の瓦が使われたことから白っぽい瓦で復元されています。

■大神高市麻呂
壬申の乱で天武天皇に味方し、箸墓付近の上ツ道沿いの戦いで勝利をおさめました。持統天皇の時代、伊勢行幸しようとした天皇に対して田植えの時期の行幸は民に迷惑を与えると諫言しましたが、聞き入れられず職を辞しました。気骨のある人物です。大神高市麻呂ですが住んでいた邸宅と勤務地が両方とも発掘で確かめられて分かっているという珍しい人物です。邸宅は現在の三輪神社の摂社でした、勤務地が左京職で、今は奈良文化財研究所都城発掘調査部のある所で、この本の筆者達が勤めるところでした。

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