なぜ地形と地理がわかると戦国時代がこんなに面白くなるのか
【書 名】なぜ地形と地理がわかると戦国時代がこんなに面白くなるのか
【著 者】渡邊大門
【発行所】洋泉社歴史新書
【発行日】2016/07/18
【ISBN 】978-4-8003-0985-3
【価 格】800円
地形と地理から見た戦国時代の本です。地理からの考察が多く全項目に地図がついた形になっています。ただ川中島の戦い、桶狭間、石山合戦、長篠の戦いなどは地形からしっかり考察しています。織田信長と石山本願寺が戦った石山合戦では当時の地図が掲載されていますが、大坂はたくさんの島で構成され、大軍を投入して戦うには難しいことがよく分かります。
佐々成政の”さらさら越え”は従来のザラ峠ではなく、飛騨国経由、糸魚川経由の新説がしっかり掲載されています。関ヶ原の戦いの時、岐阜城を東軍に奪われたことで戦略の見直しが必要となります。この時、大垣城にいた石田三成はいったん佐和山城へ戻っていたんですね。
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