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2016/04/15

戦国大名の兵糧事情

 【書 名】戦国大名の兵糧事情
 【著 者】久保健一郎
 【発行所】吉川弘文館
 【発行日】2015/12/01
 【ISBN 】978-4-642-05815-5
 【価 格】1700円

戦をするにはいかに兵を食わすか、つまり兵糧が問題となります。ただし兵糧にはモノとカネの側面があり、武士は兵糧を備蓄しないといけませんが、なまけていて戦が始まりそうだと、あわてて市場で米を仕入ています。これがカネとしての兵糧。秀吉の鳥取城攻めの際に、戦の前に秀吉の命をうけた商品が高い価格で米を買ったという話がありますが十分に考えられそうです。

兵は兵糧自弁という説もあり、3日ほどの戦では腰兵糧だけ用意しろという命令がありますので、この場合は自弁でしょう。でもそれ以上に長引く場合、やはり大名がいろいろと手当したようです。


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