京都ぎらい
【書 名】京都ぎらい
【著 者】井上章一
【発行所】朝日新書
【発行日】2015/09/30
【ISBN 】978-4-02-273631-4
【価 格】760円
京都と言えば、どこまでが京都の範囲となるのか嵯峨生まれで宇治育ちの筆者が考察し、なかなか面白い京都論になっています。嵯峨は洛外で京都人には同じ京都とは思われていません。昔、梅棹忠夫先生に「先生も嵯峨あたりのことを田舎と見下してはりましたか」聞いた時に、「あのへんは言葉づかいがおかしかった」と返事が返ってきたそうです。嵯峨はかっては愛宕郡で京都弁とは少し違った愛宕(おたぎ)なまりがあったそうです。宇治も京都ではなく、山科も同じで東山が東ではなく西に見えるのでダメなんだそうです。
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