京都の歴史を歩く
【書 名】京都の歴史を歩く
【著 者】小林 丈広、高木 博志、三枝暁子
【発行所】岩波新書
【発行日】2016/01/20
【ISBN 】978-4-00-431584-1
【価 格】900円
京都の街を散策する時に役立ちますが、今の通りや町にはどんな歴史があったのか学べる一冊です。
前祭りと後祭りが復活した祇園祭ですが、現在よりも鉾などを出していた町は多く、現存していない山は29、鉾が3つあります。北は二条通りから南は松原通りあたりまで拡がっていたんですね。円山公園には明治の初めに吉水温泉があり、金閣寺を模した三層の楼閣があり、写真が掲載されています。
足利義満が造ったのが北山殿。佐井通りが玄関口で高橋通りと交わる所に惣門があったようです。明との貿易をしていましたので、明からの使節はこの佐井通りを歩いていたようです。北山殿には七重大塔がありました。相国寺にも七重大塔があり、高さは約110メートルあったようで、京都タワーよりも高かったのですが落雷で焼失したため北山殿に再建されることになりました。ですが完成途上に落雷で焼失。結局、相国寺に再建しますが、また焼失してしまいます。この北山殿の西にあったのが金閣寺です。
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