京都の道はややこしい
【書 名】京都の道はややこしい
【著 者】らくたび編
【発行所】光文社知恵の森文庫
【発行日】2015/11/20
【ISBN 】978-4-334-78684-7
【価 格】700円
京都の道といえば平安京でできた碁盤の目というイメージなんですが、そんなことはなく行き止まりの道などいろいろあります。平安京ができた時、1町(120m)四方が基本でこの町の周りに道が作られます。
中央部分は道路に接していないので小道を通さないといけないなど不便なため、だんだん空地になっていきます。そこで秀吉が町の真中に南北に道を作ります。短冊形の土地になることで使いやすく人口が増えるなど効果がありました。ただし全てがなったわけではなく、山矛町など裕福な土地はやんわりと拒否したため、途中で行き止まりの道などができることになります。
京の五条の橋の上...といえば牛若丸と弁慶ですが、現在の五条大橋ではなく、松原通りの橋になります。もともとは五条でしたが秀吉が方広寺や伏見に行くにはもう少し南にあった方が便利と六条坊門小路に五条大橋をかけて、こちらを五条通りにしてしまいます。もとの五条通りが松原通りになってしまいました。
有名な天使突抜通りなども紹介され、巻末には紹介した通りの地図が掲載されています。
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