海峡を往還する神々
【書 名】海峡を往還する神々
【著 者】関 裕二
【発行所】PHP文庫
【発行日】2010/03/17
【ISBN 】978-4-569-67403-2
【価 格】619円
日本書紀でスサノオは高天原からまず新羅へ降臨してから日本へやってきます。また日本書紀にはアメノヒボコという新羅から日本へやってきた王子の記載があります。このアメノヒボコという人物、神宮皇后ともからんで、どうも九州にあった邪馬台国を滅ぼした人物のようですね。
もともとアメノヒボコの先祖は日本在住でしたが鉄の技術を求め新羅にわたり、子孫として日本の丹後・但馬へ戻ってきます。ヤマト政権の指令で鉄の供給を止めていた北九州を屈服させますが、この時に邪馬台国を滅ぼします。ところがアメノヒボコヤマト政権に裏切られ、九州南部に逃れます。この話が浦島太郎の原型になったようです。向こうに行って幸せに暮らしていたらよかったのに、帰ってきたことで、えらい目にあったという話になります。
ヤマトで疫病が流行った時、アメノヒボコと神宮皇后を裏切った祟りと考えられ九州から子孫が迎えられ、これが天皇家になっていきます。
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