« 播磨気質 | トップページ | 海峡を往還する神々 »

2015/10/14

大坂の陣 秀頼七将の実像

 【書 名】大坂の陣 秀頼七将の実像
 【著 者】三池 純正
 【発行所】洋泉社歴史新書
 【発行日】2015/10/19
 【ISBN 】978-4-8003-0755-2
 【価 格】900円

秀頼というとマザコン、優柔不断で豊臣を滅亡に導いた人物という印象ですが、実際は和睦を模索する家臣に徹底抗戦を主張していた人物だったようです。徳川家康との戦いとなった時に木村重成、大野治房は側近として支えますが、外人部隊として入ったのが真田信繁、長宗我部盛親、毛利勝永、明石全登。彼らの独特の生き様に秀頼も感化されたようです。

徳川家康は戦をせずに和睦で考えていたようですが、冬の陣では諸隊が真田信繁の挑発にのってしまい大敗。夏の陣前も和睦の道をさぐっていましたが決裂。結果、真田信繁、毛利勝永が家康の本陣に突入。明石全登も突入を試みますが、これは阻止されます。大野治房が突っ込んだのが秀忠本陣。秀忠自身も槍で戦う場面にまで追い込まれます。盤石の戦いで勝てた相手ではありませんでした。

|

« 播磨気質 | トップページ | 海峡を往還する神々 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大坂の陣 秀頼七将の実像:

« 播磨気質 | トップページ | 海峡を往還する神々 »