コンテンツの秘密 ばくがジブリで考えたこと
【書 名】コンテンツの秘密 ばくがジブリで考えたこと
【著 者】川上 量生
【発行所】NHK出版新書
【発行日】2015/04/10
【ISBN 】978-4-14-088458-4
【価 格】820円
株式会社ドワンゴ社長の川上氏が2年間ほどジブリでプロデューサー見習いをした時に考えたことをまとめた1冊です。情報量に関する考察が面白いですね。アニメには主観的情報量があり、人は自分が見たいように見ているということです。
人工知能ディープ・ランニングの例が出てきます、対象を見て、まずは要素を減らし、減らした要素から情報を増やした時に最初の対象とどこまで似るかを、ずっと繰り返すことで必要な要素を見つけていきます。Googleが実際にコンピュータに猫の画像を見せ続けたところ、コンピュータが猫という画像はどういうものか認識できるようになりました。
人間も同じように画像をそのまま見ているわけでなく、要素で見ています。アニメはこの要素をうまく見せることで、いかにも感情移入するような映画となっていきます。ただコンテンツがワンパターン化していくため、これを少しずらすことが必要。ジブリ映画がなぜヒットするのか、その秘密を分かりやすく紹介しています。
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