天草四郎の正体
【書 名】天草四郎の正体
【著 者】吉村 豊雄
【発行所】洋泉社歴史新書
【発行日】2015/04/24
【ISBN 】978-4-8003-0604-3
【価 格】950円
天草四郎といえば島原・天草の乱。ようやく戦国が終わったところへ発生した大事件でした。ですが、実態についてはよく分かっていません。そもそも天草四郎時貞は本当にいたのかという疑問まであります。そもそもは島原を領していた有馬氏が転付となり、島原に残った家臣は土着します。そこへ新しい領主・松倉勝家がやってきますが、松倉勝家はキリシタンからの転宗強制を厳しく行ったため、百姓も武士もたくさん殺されます。
これを恨みに思った旧臣などが動き出したのが発端でした。松倉家からは47人の家臣が藩主に断りなく退去します。また複数の少年を天草四郎にしたてていきます。乱が収まった時に本丸を攻めた藩からたくさんの天草四郎の首が提出されることになります。原城内は悲惨な状況だったようで、藩側につくか一揆側につくかで明暗を分けることになります。
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