名字と日本人
【書 名】名字と日本人
【著 者】武光 誠
【発行所】文春新書
【発行日】1998/11/20
【ISBN 】4-16-660011-7
【価 格】660円
自分の名字に感心が高いようで、買った本は24刷(2012年)になっていました。日本人の名字は29万種類もあるそうですが、一気に増えたのが明治8年に出た苗字必称令。
この本によると7~8割の名字はそれ以前から伝わっている名字だったそうです。江戸時代は基本的に武士しか名字を名乗れませんが、それ以前から家に伝わっている名字があり、これを代々伝えていました。明治になって名字が公認されると、これが表に出ます。反対に皆が名字を名乗れるようにしろという突き上げもあったようです。
ただ鈴木という名字だから藤原秀郷の子孫というような話ではなく、家来に名字を与えたり、荘園を支配するため住人に名字を与えたりして広まりました。ずっと先祖をたどって、どこの土地から発生したかたどると、ある程度は分かるそうで、先祖のたどり方についても書かれています。
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