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2015/01/31

伊賀甲賀忍びの謎

 【書 名】伊賀甲賀忍びの謎
 【著 者】歴史読本編集部
 【発行所】株式会社KADOKAWA
 【発行日】2006/02/13
 【ISBN 】978-4-04-601033-9
 【価 格】750円

歴史読本に載った本を文庫本にしたものです。

■おたまじゃくしの語源
忍者の末裔は薬にも強く、伊勢の朝熊岳妙法院の役僧として諸国を巡った朝熊坊の望月家や多賀大社不動院の多賀坊の坊人などが有名。近江の多賀坊の薬は「神教はら薬」で有名で、お札に杓子をおまけしていました。お多賀杓子がなまったものが「おたまじゃくし」になりました。

■滝川一益は甲賀出身
織田信長の家来で伊勢を中心に活躍したのが滝川一益。江州甲賀郡大原住人と甲賀出身でした。若い時に堺で鉄砲術を学び信長に登用されました。

■鈎(まがり)の陣
甲賀が有名になったのが長享・延徳の乱。足利9代将軍である足利義尚が近江守護であった六角高頼を攻めます。現在の栗東市にある鈎にいた足利義尚を六角氏の配下にあった甲賀衆が黒装束で襲撃。この時に受けた傷で足利義尚は死去。甲賀の名前が拡がるきっかけになりました。


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