よりぬき大阪学
【書 名】よりぬき大阪学
【著 者】大谷晃一
【発行所】朝日文庫
【発行日】2014/10/30
【ISBN 】978-4-02-261791-0
【価 格】600円
新潮社から刊行された「大阪学」、「続大阪学」からよりぬき、再構成したもので内容的に若干古いところもありますがボケとツッコミで"いらち"な大阪人のメンタリティや文化を読み解いています。
■大坂から大阪へ
天下の台所と呼ばれ経済の中心地だった大坂が明治になって落ち込むことになります。各藩の蔵屋敷がなくなり、大名への貸金がただ同然になってしまいます。人口は最盛期の6割である26万人へ落ち込んでしまいます。大坂の坂は「土に返る」から縁起が悪いと大阪へ変更。"こざと"には盛んという意味があります。
大阪を発展させたのが蓮如。山科本願寺が危なくなってきた時に適地を探していた時、大阪の土地に着目します。八軒屋から上町台地に上がる坂を小坂とも大坂とも言っており、「大さかの山」と名付けます。ここに石山本願寺がつくられます。
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