戦国武将 敗者の子孫たち
【書 名】戦国武将 敗者の子孫たち
【著 者】高澤 等
【発行所】洋泉社歴史新書
【発行日】2012/10/23
【ISBN 】978-4-8003-0028-7
【価 格】890円
武田勝頼、真田信繁(幸村)、明智光秀、石田三成、豊臣秀勝、松平信康、今川氏真の子孫がどうなったのかを丁寧におっています。全て現在まで血が流れています。
子孫をおうだけでなく、興味深い説もいくつか紹介されています。
明智光秀
・ツマキという名前の妹がいて信長のお気に入りだったが本能寺の変の前年になくなっていた。
・土岐氏の出身のようで信長の正室、濃姫と従兄妹の関係にあった
石田三成
・徳川にたてついた人物だが徳川幕府初期には、そんな意識はなく徳川家にも三成の子孫の血が入っている。
・三成の子息らの助命が決まっており、処刑前の光秀にも伝えられたかもしれない
・家康の戦後処理をみていると豊臣打倒の野望はなく、結果的に豊臣政権に公儀として力がなくなったことから徳川家の政権樹立に動き出した模様
・三成の三女は高台院(ねね)の養女となっており、三成と高台院が不仲というのは、どうも違う模様
豊臣秀吉
・猿という印象が強いが信長家中で呼ばれていたのは鼠。尾張中村出身で猿と呼ばれる人物は別にいて、徳川幕府が出自を変更した模様
・水野氏一族につらなる可能性があり、そうなると家康とは親戚になる
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