京都100年企業に学ぶ商いのイロハ
【書 名】京都100年企業に学ぶ商いのイロハ
【著 者】林 勇作
【発行所】コミニケ出版
【発行日】2014/07/30
【ISBN 】978-4903841113
【価 格】1,620円
中小企業診断士仲間の林勇作さんの著作。林さんは京都100年企業研究会というのをやっており、京都の老舗を訪れて経営ノウハウなどを研究しています。その研究成果をまとめた本です。
老舗にとって残すべきものと変わっていかないといけないものがありますが、スキヤキの三嶋亭(三条寺町)で残すべきものの一つが創業当時から変わらない佇まい。新婚旅行で京都を訪れたカップルが、25年後の銀婚式に子供と一緒にまた京都へ。三嶋亭を訪れた時に昔と変わらないお店に新婚時代のことを思い出します。これこそが老舗の価値ですが、裏では木造建築を維持するのになみなみならぬ努力をしているのが老舗です。
また後継者が結婚する時に先代がつけた条件は誰を連れてきてもよいが、他に家を建てずに老舗に住むこと。生まれた子供は小さい時から商売を見て育ちます。店が忙しいところ、従業員に注意している所などなど、これが自分が次の後継者になるんだという意識をうんでいきます。巻末に老舗の経営者3人が集まった座談会と後継者3人が集まった座談会の様子が載っていて、意識の対比が面白く紹介されています。
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コメント
はじめまして。編集担当の井上です。
この度は「京都100年企業に学ぶ商いのイロハ」をご紹介いただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 井上 | 2014/09/05 11:17
編集担当さんですか。
こんにちは
林さんは中小企業診断士仲間で、こないだ研究会で本をテーマで講演してもらった時に買い求めました。
投稿: 水谷哲也 | 2014/09/30 20:14