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2014/08/15

若き日の肖像

 【書 名】若き日の肖像
 【著 者】寺島実郎
 【発行所】新潮文庫
 【発行日】2012/08/01
 【ISBN 】978-4-10-126141-6
 【価 格】590円

副題が「1900年、欧州への旅」。フォーサイトへ連載された「1900年への旅 欧州と出会った若き日本」が文庫版になったものです。1900年のパリ万博でエッフェル塔に登っているのが坂の上の雲の主人公である秋山真之、英国駐在武官として赴任していました。ロシアからは広瀬武夫も来て秋山と合流しています。ロンドン留学へ向かう夏目漱石も登っています。この1900年時代を生きた日本人達が何を考え、どう思っていたのか考えさせられる本です。

EUの生みの親はリファルト・クーデンホーフ伯。ハプスブルク帝国の伯爵の血をひいていますが、お母さんはなんと日本人。青山光子という名前でハインリッヒ・クーデンホーフ伯爵と結婚。ウィーン社交界へデビューします。ところが夫は心臓発作で若くして他界。苦労して子育てしますが日本女性としての矜持は保ち続けました。ゲランの香水ミツコはクーデンホーフ・光子に由来する話はどうも俗説のようです。

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