明智光秀 浪人出身の外様大名の実像
【書 名】明智光秀 浪人出身の外様大名の実像
【著 者】谷口 研語
【発行所】洋泉社 歴史新書
【発行日】2014/05/28
【ISBN 】978-4-8003-0421-6
【価 格】950円
資料をもとに明智光秀の足跡を丁寧におっています。本能寺の変について動機がいろいろと言われていますが、この本ではターニングポイントの一つに筒井順慶の東国への移封の動きを紹介しています。
天下布武がすすむと、信長は畿内を親族で固め、秀吉や勝家などは各地方をまかせる方針に転換します。光秀も坂本などの領地が取り上げられ山陰に移封される予定だと、おそらく信長から聞いていたのでしょう。自身の有力な与力である筒井順慶が同じ山陰ではなく、東国へ移封されそうなことから、いよいよはじまったと思ったところに絶好のチャンスが訪れたことになります。「本能寺の変 四二七年目の真実」とあわせて読むと興味深いですね。
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