境界争いと戦国諜報戦
【書 名】境界争いと戦国諜報戦
【著 者】盛本 昌広
【発行所】洋泉社
【発行日】2014/03/21
【ISBN 】978-4-8003-0361-5
【価 格】940円
家康や秀吉のような戦国大名ではなく国衆にスポットをあて、境界線となった地域で何が起こったのかを、なぜそこが戦場になったのかについて書かれています。境目となり両方の国衆に年貢を納める半手の村にとっては命がけの話でした。相手側を攪乱しようと、草(忍び)が入り込んで無差別殺人を起こしたりということも起きます。村にとっては早く、境目が移動することを願うばかり。村人を逃げる城の話も出てきます。
また国衆にとっていかに境目を守るかが肝心で、有名な山崎の合戦も秀吉が近づいてくるのが分かっていながら正確な場所は分からないなかで、摂津の高山右近、中川清秀、池田恒興が山城を支配した明智光秀と境目である山崎でぶつかったのが発端。そこへ秀吉軍が到着したので明智光秀側が総崩れになったのが真相のようです。
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