書き替えられた日本史
【書 名】書き替えられた日本史
【著 者】歴史ミステリー倶楽部
【発行所】三笠書房 知的生きかた文庫
【発行日】2014/02/10
【ISBN 】978-4-8379-8246-3
【価 格】517円
昔、習った日本史の教科書が、その後に発見された遺跡や文書などから大幅に書き換えされ、けっこう変わっています。例えば神護寺に伝わっている源頼朝像。どうも足利尊氏の弟である足利直義のようです。同じように武田信玄像も全然、違う人物。足利尊氏像は高師直の息子である師詮(もろあきら)という説が濃厚。ことごとく違っていたんですね。
日本初の貨幣は和同開珎ではなく飛鳥池遺跡から見つかった富本銭。それ以前は表面に文様がない無文銀銭が使われていましたが天武天皇が貨幣経済を目指すために銀銭ではなく銅銭を使うよう683年に詔が出されました。
南北朝時代、後醍醐天皇の息子である懐良親王が九州に逃れ、菊地氏の庇護を受けて九州を南朝の独立国のようにし明の光武帝から日本国王と認められていました。こんな話は昔の教科書には載っていませんでした。
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