織田信長のマネー革命
【書 名】織田信長のマネー革命
【著 者】武田 知弘
【発行所】ソフトバンク新書
【発行日】2011/07/25
【ISBN 】978-4797363692
【価 格】767円
副題が「経済戦争としての戦国時代」になっており、信長が行った経済政策について書かれています。
武田勝頼と戦った長篠の戦ですが、鉄砲に着目していたのは武田信玄の方がはやく、鉄砲も揃えていましたが問題だったのは弾薬。信長が堺を抑えてしまったので、火薬の原料となる硝石が手に入りませんでした。他にも大津、草津を抑えていたので琵琶湖を中心に東国への経済封鎖が行われていました。武田信玄が三方ケ原の戦いなど西に軍をすすめますが、信長の経済封鎖でこのままではジリ貧になると起こした行動ではという説です。面白い見方ですね。
信長は延暦寺、本願寺と戦いますが、当時の仏教は膨大な利権を持つ存在で、経済重視の信長には無視できない存在でした。金融業も営んでおり月利で4~6%。年利でいうと48~72%という暴利でした。経済力もあり軍まで持つ存在で、現在のお寺とはほど遠い存在です。
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