四畳半王国見聞録
【書 名】四畳半王国見聞録
【著 者】森見登美彦
【発行所】新潮文庫
【発行日】2013/7/1
【ISBN 】978-4-10-129053-9
【価 格】490円
京都といっても出町や今出川界隈、吉田山というごく狭い範囲を舞台に森見ワールドが展開されます。京大生御用達の喫茶・進々堂も毎度おなじみで出てきます。
大学の付属図書館で図書を借りて返却しない学生から手段を選ばず強制的に回収することを当初の目的とした図書館警察、上部組織である「福猫飯店」、偽造レポート専門の「印刷所」などなど大学に巣食う変なサークルが登場しますが、今回の焦点は「一日一善」と称してゲリラ的事前活動を繰り広げる「大日本凡人会」がなぜ「一日一善」を始めたのか、鴨川デルタで行われた「デルタの和睦」とはなにかが明らかになります。
「四畳半統括委員会」は結局、どうなったのかよう分かりませんが森見ワールドが楽しめます。
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